はじめに

日本で人気のペットといえば、犬と猫が大人気。

もちろん犬や猫もかわいいけれど、ちょっと変わったペットとの生活を楽しみたいという方も多いのではないでしょうか。

そんな方にオススメなのが「ヘルマンリクガメ」というカメのペット。

今回は、ペット初心者の方でもお世話しやすいヘルマンリクガメについてご紹介いたします。

小型で草食

ヘルマンリクガメは、体長が約15cm～20cmと小柄のカメです。

成人男性の手のひらより一回り大きいくらいのサイズ感ですので、90cmサイズのケージで十分に飼育することが可能です。

ケージを購入する際は、爬虫類専用のガラス製で丈夫なものを用意してあげましょう。

またエサは、チンゲン菜や小松菜、にんじんなどの野菜を好みます。

スーパーで手軽に購入できる葉野菜に、カメ専用のカルシウム剤をかけてあげるだけですので、肉食の爬虫類などと比べると飼育の負担がかなり少ないのが特長です。

果物やカメ用のペットフードは、ヘルマンリクガメにとって栄養価が高すぎる場合が多いので、特別な日のプレゼントにしてあげましょう。

温度管理には専用器具を

ヘルマンリクガメはヨーロッパが原産のカメです。

日本と比較して大きく気候が異なるわけではありませんので、飼育管理の手間はあまりかかりません。

ただし冬は冬眠を避けるために、15度を下回らないような環境を維持する必要があります。

ヘルマンリクガメの健康のためにも、紫外線ライトと保温器具を購入し、ケージ内の温度を26度〜30度、湿度60%前後に保ってあげましょう。

30年以上一緒に過ごせることも

ヘルマンリクガメの寿命は大体20年前後と言われていますが、大切に飼育すると35年ほど生きることもあるそうです。

ヘルマンリクガメにとって快適な飼育環境を整えてあげることも重要ですが、飼育をはじめる際は自宅近くにカメを診察してくれる動物病院の有無を確認しておきましょう。

特にカメは、紫外線不足やカルシウム不足から「くる病」と呼ばれる骨の病気に注意が必要です。

もしもの際に相談しやすい環境を整えておきましょう。

また近年は、カメを対象にしたペット保険を取り扱っている会社もありますので、併せて検討されることをおすすめいたします。

おわりに

いかがでしたか？

散歩や特殊なエサの用意が不要ということもあり、初心者でも飼育しやすいヘルマンリクガメについてご紹介いたしました。

穏やかな性格の個体が多く、飼い主を見分けたり、手からエサを食べてくれたりと、コミュニケーションをとりやすいのがヘルマンリクガメの特長です。

ぜひ新しいペットを検討されている際は、一度ヘルマンリクガメに会いに行って見てくださいね。