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「てんかん」の治療法や完治はするのか?

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今回は先日「てんかん」について、症状や飼い主は、その時どのような行動を取れば良いのかをご説明しましたが、本日は治療法や完治はできるのかをまとめましたので、お読み頂ければと思います。

 

「てんかん」の治療法について

2020年現在、主に使われているのは薬物療法です。

病院で血液検査などで原因がはっきりしている「症候性てんかん」の場合は、原因に適した治療が必要となります。

 

抗てんかん薬で犬や猫に処方されているものは主にこちらになります。

 

・フェノバルビタール

こちらは錠剤タイプのお薬になり、一日二回の投薬になります。

昔から、抗てんかん薬として利用されてきたので、ご存知の方も多いと思います。

てんかん発作に70%という高い確率で効果が認められ、血中濃度測定がしやすい点もあります。

お薬自体もお安いので、飼い主さんの負担も少ないのもメリットですね。

初期での副作用では、動きが鈍くなったりふらついたり、異常に食欲が増えたりする事があります。

長期での副作用では、食欲が増えて、運動力低下による肥満に気をつけなければいけません。

 

・臭化カリ

こちらは液状でのお薬で、一日二回の投薬です。

まだ試薬段階ですが、上記のフェノバルビタールに効果が見られなかった際にこちらに切り替える場合もあります。

投薬開始の際に、フェノバルビタールとの併用で様子を確認しながら、使っていく場合もあります。

 

・タウリン

一日、一回〜二回まで

自然発生てんかんの猫における「脳内タウリン成分」が低く、経口でタウリンを投与したら症状が落ち着き効果的だったという結果も出ています。

 

・ジアゼパム

こちらは錠剤タイプになり、一日二回〜三回投与するお薬になります。

特にこちらは長期的な投与を想定して、処方されるものになります。

ただ、注意しなくてはいけないのは投与後に「急性肝壊死」をすることがあるので、

投与する前に、必ず血液科学検査をして結果をみつつ投与する形にしてくださいね。

 

てんかんって治るの?

てんかんを落ち着ける一つの目標は「てんかんを起こす動物の生活の向上」になります。

薬物投与を根気よく続ける事で、発作が起こりにくくなったり、投与を終了した例もあります。

完治する事が難しいからこそ、飼い主は落ち着いて正しい知識を持ち、発作を起こした時、すぐ行動して、観察が出来る様にしておきましょう。

「てんかん」とは年単位での、長い治療になりますので、根気よくあわてずじっくり構えていきましょう。

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