ドル高円安基調継続で、ドル円は107円台へ

※忙しい人のサマリー ドル高円安基調継続で、ドル円は107円台へ ユーロドルが1.2300を付けるなど、ドルはほぼ全面高 米中通商問題への懸念後退、米朝関係進展期待などが ドル高円安誘う 米株は冴えず、ダウはほぼ変わらずもマイナス圏、ナスダック軟調 -+---+--+---+---+---+---+---+---+--+-- 【東京市場】円安やや優勢  前日のNY市場でいったん値を落としたドル円は 東京市場で値を戻す展開となった。  米中通商問題に関しては、警戒感が根強く 日経平均をはじめアジアの主要株式指数は弱めとなったが 円買いの動きは限定的。 【ロンドン市場】振幅後円安に  ドル円は序盤の振幅後、106円台へ。 序盤は株安の動きなどを嫌気して105.40近辺を付けるなど 東京市場の高値から値を落とす動きも見られたが その後ドル買い円売りの動きが優勢に。  ユーロ円や豪ドル円などクロス円も軒並み童謡の流れで 朝方の円高進行から外貨買い円売りに。  大きな材料が出たわけではなく リスク警戒感後退による調整。 【NY市場】ドル円上昇止まらず一時107円台 27日のNY市場でドル円は一時107円を付けるなど、ドル高円安の動きが強まった。  ロンドン市場からドル高円安の動きが続き、106円台まで上昇して迎えたNY市場。その後もほぼ一本調子での上昇が続き、107円手前まで。大台手前の売りにはいったん上値進行を止められたものの、その後の戻りが106円70銭近辺までと限定的なものにとどまり、短期筋の上値トライを誘う形で、107円01銭まで上値を伸ばした。  大台を付けた後は少し調整も高値圏推移。  ユーロドルが1.2300近辺を付けるなど、ドルはほぼ全面高。ロンドン朝に低下した米債利回りが、NY市場で戻しており、ドル買いを誘った面も。  米朝首脳会談の実現に向けて前向きな動きとホワイトハウスが報じたことも、リスク回避意識後退での円売りを誘った。  NY株はダウ平均が前日比ほぼ変わらず。アップルなどテクノロジー株が軟調となったほか、トランプ政権が反トラスト法(独占禁止法)適用を検討などと報じられたアマゾンが大きく売られたことから、ナスダックが続落したものの、昨日などに比べて下げ幅が小さく、データ流出問題で売りが出ていたフェイスブックがプラス圏となったこともあり、株安の動きはそれほど盛り上がらず、為替市場への影響は限定的となった。  南ア中銀は事前見通し通り0.25%の利下げを発表。クガニャゴ南ア中銀総裁は、利下げサイクルに入ったわけではなく、あくまでデータ次第という姿勢を示し、今回に関しても0.50%の下げは議論されずと発言するなど、中立を意識する回答も、発表直後はランド安に。もっとも、その後値を戻すなど、影響は限定的。 【本日の見通し】ドル高基調継続へ  ドル高基調が継続。 株が落ち着き、債券市場も往って来いとなる中で ドル高円安の動きが優勢に。 これまでの下げがきつかったことや 年度末を直前にして、実需筋の本格的な売り買いが出にくいことなどから 調整の動きが止まらず、上値期待が強い展開に。  米朝貿易戦争への懸念はあるものの 実際には本格化せずに和解するとの見通しが広がっており リスク警戒の動きは後退している。  ドル円は107円近辺で売りが出たこともあって ごく短期的には頭を抑えられる可能性も、 押し目での買い意欲を確認できると、上値トライの可能性が高そう。  ユーロドルなどでもドル高基調が継続も、 ドル高円安両面から上昇するドル円ほどの値動きは期待しにくい。  クロス円も基本は上方向も、一時的なドル主導の流れには要注意。 【本日の戦略】押し目買い  107円台での売りを意識し、突っ込んだ買いは避けたいが 流れはまだ上方向という認識。  106円台半ばからの買い下がりという印象。 105円80銭割れ辺りまで耐えたいところで、ポジション管理を慎重に。  デイトレはもう少し早めに買いからの回転。 下値しっかり感を確認して、レンジを決める。 ※山岡和雅個人の見解です 為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません