シリア情勢緊迫化が円高誘う

※忙しい人のサマリー シリア情勢緊迫化が円高誘う トランプ大統領がシリアへのミサイル攻撃関連発言でロシアを挑発 ルーブルの急落は一服、ロシア債が制裁対象外を財務長官が再表明 -+---+--+---+---+---+---+---+---+--+-- 【東京市場】107円近辺もみ合い  ドル円は107円台前半を中心にした推移。  昨日の市場で習近平国家主席発言などで107円台を回復。焦点の米株もしっかりの展開となり、NY市場で107円40銭近辺を付ける動きがみられた。   もっとも、107円台半ばからの売りを崩すだけの勢いに欠け、東京株式市場がマイナス圏と冴えない動きを見せたことで、いったん調整が優勢に。  ドル円は107円を割り込む場面が見られたものの、すぐに戻して107円10銭近辺でのもみ合いに。  その他主要通貨も目立った動きを見せず。   【ロンドン市場】シリアリスクで106円台へ  トランプ米大統領がツイッターで、 ロシアはシリアへのミサイル攻撃に備えよと発言、 警戒感が強まった。  ドル円は同発言を受けて106円70銭台へ。 ロシアルーブル売りがこの日も続いており 発言前から警戒感も。  ポンドは英鉱工業生産の弱さもあって、 朝の買いが一転、対ドルでも売りが出る流れに。 対円では高値から約1円の下げに。 【NY市場】ドル円FOMC議事録で買いも続かず106円台へ  シリア情勢への警戒感が強い。 FOMC議事録でいったんドル円が107円台を回復も、 戻りは限定的なものにとどまり、 その後再び106円台に。  トランプ大統領のターゲットがシリアに向いており 何らかの行動を示す可能性が高いという思惑が ドル円などの重石となっている。  新興国通貨売りの動きも継続しているが 今日はムニューシン財務長官が制裁対象にロシア債含まずの方針を 再度示したこともあり、 ルーブル売りが一服し、反転しており、 少し落ち着きも。  【本日の見通し】リスク警戒強まる  政治相場だけに要人発言での日替わりの展開が続く。 シリア情勢の激化は、親シリアのロシアの立場の悪化もあり 警戒感を誘う展開に。  トランプ大統領は米州首脳会議のある南米への訪問を中止し、 シリア情勢への対応を優先。 今回の首脳会議ではカナダなどが通商問題での交渉進展を意識していた かなり重要なものと認識もあっただけに、 シリア情勢の緊迫化の印象が強まっている。  ドル円以上に新興国通貨売りの動きが顕著。 リスク警戒の円高が優勢で、少し頭の重い展開に。 【本日の戦略】レンジを意識  106円台後半を中心としたレンジ取引を意識。 106円台半ばからがしっかりとなれば いったんはドル買いからも。    デイトレはレンジを意識で回転 107円手前が重くなる可能性も。 ※山岡和雅個人の見解です 為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません