【NY市場】米株安など嫌気して、ドル安強まる

 27日のNY市場でドル円は朝方の高値から値を落とす展開となった。  米中通商問題への懸念が後退したことなどを好感して、ロンドン市場でドル高円安の動きが強まり、ドル円は105円40銭台から105円90銭近辺まで大きく上昇。NY朝は105.90 近辺の高値圏でスタートした。  106円手前の売りに少し値を戻した後、米ケースシラー住宅価格の好結果などを好感して、105円70銭ばさみの高値圏で当初はもみ合い。ダウ平均株価が寄り付きからしっかりとなり、200ドル超の上昇を見せたことなども、ドル買い円売りを誘った。  もっとも、フェイスブックの情報流用問題に端を発したIT規制強化への懸念から、ハイテク関連株が朝から軟調でナスダックは前日比変わらず近辺でのスタート。その後、ハイテク株に押される形で、ダウ平均なども値を落とす展開となり、午後にかけて米株安の動きが広がった。こうした株安を嫌気したドル売り円買いに、ドル円はロンドン市場での上昇分をほぼ解消する動きとなり、105円台前半へ値を落とした。  リスク回避の動きは債券市場でも見られ、10年債利回りは朝方の2.85%近辺から2.76%台まで大きく低下。ドル売り円買いの動きに寄与した。  ユーロドルもロンドン市場での1.2480近くの高値からNY朝に1.2370台までドル高が進んだものの、NY市場で1.2410台までユーロ高ドル安が進行。もっとも、リスク警戒での円買いから、ユーロ円でのユーロ売り円買いが入った分、ドル円に比べるとドル売りは限定的に。 minkabu PRESS編集部 山岡和雅