【NY市場】FOMC前の調整でドル買い戻し ドル円は21日線付近に上昇

 きょうのNY為替市場はドル買いが優勢となった。米株も反発し、米国債利回りも上昇する中、前日の巻き返しが優勢となった模様。明日結果発表のFOMCに向けてのポジション調整が中心と思われる。  FOMCは利上げがほぼ確実視される中、FOMCメンバーの金利見通しやパウエル議長の初の会見などが注目される。特に金利見通しに関しては明日の利上げを含めて年内3回か4回かで見方が分かれているようだ。  現状では3回が優勢の模様。足元のインフレはまだ上昇の兆候を鮮明にしてはおらず、証拠を待ちたいところと思われる。ただし、パウエル議長の会見は4回の可能性も示唆する、どちらかといえばタカ派な内容になるのではとの見方も少なくない。先日の議会証言では4回の可能性に言及していた。議長会見でタカ派な印象が出るようであれば、ドル高の反応も期待される。  ドル円は106円台を回復し、一時106.60円近辺まで上昇。21日線が控える106円台半ばの水準に再び戻して来ており、このままリバウンドの流れに乗れるか、明日のFOMCが分岐点となりそうだ。  ユーロドルは戻り売りが強まり、1.2250ドル割れを試す動きが見られた。前日の上げを完全に失う格好。きょうの下げで再び21日線を下放れする展開が見られており、チャートはダブルトップも形成している。明日のFOMCを受けた反応次第では下向きのトレンドが強まる可能性も警戒される。  ポンドも戻り売りに押されているが、底堅さは堅持している印象。ポンドドルは1.40ドルを割り込むと押し目買いも入るようで、1.40ドルちょうど付近を維持。ポンド円も149円台を維持しており、150円を目指す流れを持続している。なお、ポンド円は10日線と21日線のゴールデンクロスを示現しそうな雰囲気だ。 minkabu PRESS編集部 野沢卓美