【NY市場】FOMCやパウエル会見を受けドル売り強まる

 きょうのNY為替市場、午後になってFOMCやパウエルFRB議長の会見を受けドル売りが強まった。ドル円は105円台に下落している。FRBは0.25%の利上げを発表したが既に織り込み済みで、注目はFOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)や経済見通しだった。金利見通しの中央値は年内3回(あと2回)で変化はない。19年、20年の見通しに関しては軌道を強めている。一方、経済見通しに関しては、成長見通しは上方修正されたが、インフレ見通しに関しては、ほぼ据え置かれているといった印象。これらを受け為替市場はドル売りの反応を見せている。  また、その後のパウエル議長の会見では「金利については中立的な道筋を試みている」などと中立姿勢を強調したほか、「貿易問題が見通しにリスクを与えている。減税が経済に与える影響は極めて不確実」などと不透明感も示したことから、更にドル売りが加速している。一部ではタカ派な会見になるのではとの期待も高まっていたことからドルは失望売りが強まった格好。  ドル円はFOMC直後こそ米株式市場が一旦上げ幅を拡大したことで、円安が強まり106.65円付近まで上昇する場面も見られたものの、その後は株式も失速し、ドル売りも続いたことから105円台に失速している。再び21日線で上値を抑えられており、明日以降の動きが注目される。  一方、ユーロドルは1.23ドル台半ばまで回復したほか、ポンドドルは1.41ドル台半ばまで上げ幅を伸ばした。  終盤にNZ中銀が金融政策の結果を公表。予想通りに政策金利は1.75%に据え置いた。声明では「政策は相当期間緩和的。不確実性が残り政策は調整必要な可能性」と、場合によっては利下げの可能性も示唆しており、NZドルはやや売りの反応を見せていた。 minkabu PRESS編集部 野沢卓美