【NY市場】米株安一服でドル買い・円売り優勢 ドル円は106円台回復

 きょうのNY為替市場はドル買い・円売りが優勢となった。米株式市場にらみの動きが続く中、トランプ大統領によるアマゾンの非難が続き、きょうも「納税者ではなくアマゾンが郵便コストを払うべき」とツイートしていた。しかし、終盤になって米政府が、アマゾンに対する行動は協議していないと伝わると株式が上げ幅を拡大し、ドル円やクロス円も堅調な動きが続いた。  この日は3月の自動車販売が自動車各社から公表されていたが、予想を上回る内容となったこともサポート。  ドル円は再び上値追いの動きを見せ、106.65円近辺まで上昇。他のクロス円も同様の動きでユーロ円は130円台後半まで上昇している。今週は米雇用統計の発表を控えるなど、次の展開を探る動きも見られる中、ドル円は下値では買い戻しの動きも根強くある模様。  ユーロドルは軟調な動きとなっており、1.22ドル台に値を落としている。ロンドン時間の朝方には一時1.2335ドル付近に上昇していたが、戻り売りが強まっている格好。ユーロ売りというよりもドル高の動きがユーロドルを圧迫しているものと思われる。  きょうはドル買い優勢だが、4月はドル安がアノマリーとなっているようだ。2008年から2017年までの過去10年の4月の値動きを見ると、4月は8回下落している。上昇した2回は2008年のリーマンショックのリスク回避と、2010年の欧州債務危機時のみ。今年はどうか注目されるが、世界的に中銀が出口戦略を探り始める中、例年とは違う可能性も留意したいところではある。  ポンドドルは底堅い値動きが続いており、1.40ドル台は維持されている。21日線が1.40ドルちょうど付近に来ているが、その水準は維持されている格好。  4月のポンドドルは上昇することが多く、2005年以来過去13年間連続で4月が陽線を描いている。日本同様に英国の会計年度も開始は4月だが、外国企業からの配当や、他の投資のフローが英国内に流入することが多く、ポンド買いを誘発するとの指摘も聞かれる。 minkabu PRESS編集部 野沢卓美