【NY市場】弱い米雇用統計もドル買い優勢 ロング勢には自信も

 きょうのNY為替市場はドル買いが優勢となり、ドル円は一時114.45付近まで上昇した。この日の米雇用統計は予想を下回り、発表直後は113.65近辺まで下落。しかし、直ぐに114円台に買い戻されている。  米雇用統計は失業率こそ低下が続いているものの、非農業部門雇用者数(NFP)は予想を下回った。しかし、前回分が5万人超上方修正され、その分も含めれば予想範囲内だったとも言える。注目の平均時給はさすがに予想と比較すればネガティブではあったものの、全体的にFRBの利上げ期待を後退させるような内容との受け止めはなかった。  ネガティブな指標に対する反応が底堅かったことにロング勢も自信を強めたのかもしれない。その後のISM指数が強い内容だったこともあってドル円は一時114.45付近まで上げ幅を拡大。しかし、目先の上値目標となっている114.50水準での抵抗は根強く押し戻されている。ただ、114円台は堅持したといったところ。  一方、ユーロドルは米雇用統計発表直後は1.1690近辺まで上昇したものの1.17台に復帰することなくその後は戻り売りに押されている。一時1.16を割り込む場面も見られた。1.1620付近に買いオーダーが観測されサポートとして意識されたが、吸収された格好。目先は先週安値1.1575付近が下値サポートとして意識される。  先週のECB理事会以降、ユーロドルは戻り売りが続いているが、市場では再び上値を目指すとの見方も根強い。しかし、短期的には心理的節目の1.15割れを試す動きも想定され、反転は来年以降との見方もあるようだ。 minkabu PRESS編集部 野沢卓美