【NY市場】ドル安が強まる ドル円は106円台半ばまで下落

 きょうのNY為替市場はドル安が強まっておりドル円は106円台に下落している。ダウ平均が反発しており、米国債利回りも下げたことから為替市場はドル安で反応している。  前日はFOMC議事録を受けて米株式市場が失速する中、米国債利回りは急上昇し、ドル高が優勢となっていた。しかし、過剰反応との指摘も出ている。議事録自体は追加利上げの可能性を示唆していたものの、慎重さも示されており、少なくとも利上げのペースを速めるような内容ではないものと思われる。  本日はブラード・セントルイス連銀総裁の発言が伝わっていたが、年内4回の利上げの必要性には懐疑的とコメントしていた。そのほか、この日に伝わったFOMCメンバーの発言も慎重姿勢を堅持している。  ドル円は106円台に下落し、一時106.60円付近まで下げ幅を拡大した。先週末からリバウンドの動きが続き、前日は107円台後半まで買い戻されていた。ただ、きょうの下げで、そのリバウンドの半値戻しの水準まで伸び悩んでおり、テクニカル的には再び下値攻めのサインが出そうだとの指摘も聞かれる。目先は106.40/50水準が下値サポートとして意識。  一方、ユーロドルは買い戻しが優勢となり、1.23ドル台に戻している。前日はFOMC議事録直後に買いが強まり1.2360ドル近辺まで瞬間的に上昇していたが、その後に失速した。きょうはその下げを取り戻している格好。目先はその1.2360ドルと21日線の1.2375ドル付近が上値レジスタンスとして意識される。  ユーロ円は一時131円台前半まで下落する場面も見られ、200日線が控える131.20円付近に顔合わせする場面も見られたが、きょうのところ水準は維持している。  昨年の4月以降、ユーロ高の流れもあってユーロ円は200日線の上を維持してきた。もし、今回ブレイクするようであれば、一旦下値を探る可能性もあり警戒される一方、押し目買いの好機との指摘もあり見方は分かれそうだ。  ポンドドルもNY時間に入って買い戻される展開となった。この日発表の英GDP改定値が下方修正されたこともあって、ポンド売りが優勢となり1.38ドル台半ばまで下落していたが、現在は1.39ドル台半ばまで戻している。 minkabu PRESS編集部 野沢卓美