【NY市場】ドル円は買戻し優勢に FOMC始まる

 きょうのNY為替市場はまちまちな動き。そのような中、ドル円は買戻しが優勢となった。本日は月末ということもあってか、日本時間1時のロンドンフィキシングに絡んでの動きが中心となった。  ドル円はフィキシング直前から買いが強まり113.70付近まで一気に上昇。月末に絡んで続いていたドル売りがフィキシング直前で一旦終了したものと思われる。ただ、明日にFOMCの結果発表を控えていることもあり114円を試す動きまでは見られなかった。  前日は米税制改革の目玉である法人税減税に関して、米下院で段階的導入が検討と伝わったことが嫌気されドル売りが優勢となった。この流れを受けてきょうのドル円は一時113円を割り込む場面も見られたが、下値では本邦勢の買いなども観測されサポートされている。  きょうの動きからは、114円台には慎重なものの底堅さは堅持といったところのように思われる。  一方、ユーロドルもフィキシングにかけて上昇。きょうは10月のユーロ圏消費者物価指数の速報値が発表になっていたが、コア指数が前年比で1%を割り込むなど予想を下回る内容となり、先週のECB理事会の慎重姿勢を裏付ける内容ではあった。  ただ、ネガティブな反応もさほど大きくは見られず、フィキシングにかけて買いが強まり1.1660近辺まで上昇。ただ、その水準は前日高値付近でもあり上値を止められている。そこから100日線が控える1.1685近辺にかけては売りオーダーも並んでいるようだ。  一方、ポンドが力強い動きをしており、ポンドドル、ポンド円とも21日線を上放れる展開となった。ポンド円は151円台を回復。ポンド円の目先の上値レジスタンスとしては、先週の高値151.40近辺が意識される。  今週の英中銀金融政策委員会(MPC)を前に買い戻しが強まったようだ。利上げは既に織り込み済みと思われるが、市場は声明やインフレ報告などでタカ派な雰囲気を期待しているのかもしれない。ただ、市場では今回の利上げ後、当面は金利は据え置かれるとの見方が優勢。  きょうはEU離脱交渉が前進するとの期待もポンドを押し上げている。EU側のバルニエ首席交渉官が近いうちに次のテーブルの交渉(通商交渉)が設定されると述べていた。このコメントを受けて英国側も同様のコメントを出している。  なお、きょうからFOMCが始まっている。今回は据え置きが確実視されている。今回はイエレン議長の会見などもなく、声明のみが手掛かりとなるが、12月利上げに向けて何かヒントが出るか注目される。ただ、恐らく声明の内容に大きな変化はないものと見られる。日本時間2日午前3時に結果が発表される。 minkabu PRESS編集部 野沢卓美