【NY市場】ドル円は一時109円台に上昇も株急落で伸び悩む

 きょうのNY為替市場、ドル円は急速に伸び悩む展開となっている。ドル売りが優勢となっているものの、序盤のドル円は買い戻しが続き109円台を回復していた。一時109.20円近辺まで上昇し2月9日以来の高値水準に上昇。  しかし、昼に入って上昇していた米株に戻り売りが強まり、ダウ平均が一時600ドル超下落する中、ドル円も利益確定売りを強めている。再び108円台に値を落とし、108円台半ばまで伸び悩んでいる。  株安については、アルファベットの決算やキャタピラーの決算説明会を受けて、IT・ハイテク株や産業株に失望売りが強まっている。決算への期待が後退しほぼ全面安。  朝方に米10年債利回りが大きな心理的節目の3%を瞬間的に付けた。イールドカーブのフラット化の修正から米10年債利回りは上昇を続け、それを受けてドル買いが強まり、ドル円もリバウンド相場となっている。しかし、米10年債利回りが3%を一旦達成したことで今後、自律反発で終わるのか、それとも110円台を試すのか重要局面に差し掛かったとも言える。米10年債利回りの3%については見方が様々だ。  ユーロ円やポンド円といったクロス円も伸び悩む動き。ただ、きょうは買い戻しが優勢となりユーロ円は133円台を回復。100日線まで戻しており、2月初めから3月下旬にかけての下降波の半値戻しも回復している。  米国債と伴に欧州債や英国債も利回りが上昇しており、日本国債との利回り格差に着目した円ロングの巻き返しが出ているとの指摘も聞かれる。北朝鮮やシリアなど地政学リスクの後退も円売りをサポートしている模様。ポンド円は一時152円台半ばまで戻しており、先週の下げの61.8%戻しまで回復する場面も見られた。 minkabu PRESS編集部 野沢卓美