【ロンドン市場】米FOMCを控えて、ややドル買いが優勢

 13日のロンドン市場は、米FOMCを控えてややドル買いが優勢。今回のFOMCでは0.25%の利上げが織り込まれている。注目のFOMCメンバーの金利見通しがこれまでよりも上方修正されるとの思惑が広がっている。ロンドン序盤はドル買いが先行した。ただ、結果を見極めたいとのムードもあって、値動きは限定的。  ドル円は、取引序盤に110円台半ばから一時110.72レベルまで高値を伸ばした。その後は買いが一服し、110.50近辺へと反落。米10年債利回りは2.97%近辺に上昇したあと、2.95%近辺へと低下。ドル円の値動きとの連動性がみられた。    ユーロはやや買いが優勢。ユーロドルは序盤に1.1740-50レベルを中心とした揉み合いが続いた。そのなかで一時1.1730レベルまで下押しされた。しかし、その後はやや買いが優勢となり、高値を1.1770レベルまで伸ばした。ユーロ円は堅調。序盤に129.70近辺に下押しも再び130円台をつけると、高値を130.10レベルまで伸ばした。この日発表された4月ユーロ圏鉱工業生産は予想を下回る結果だったが特段の売り反応はみられず。あすのECB理事会を控えて、出口に向けたヒントが出てくることが期待されているもよう。  ポンドは軟調。この日の注目材料は英消費者物価指数の発表だったが、その発表前から売りが広がった。前日の英議会でのEU離脱修正法案の否決ではポンド買いの動きが見られたが、その後は売り戻された経緯があった。ロンドン序盤はその延長線上の動きとなり、売りが継続。ポンドドルは前日安値1.3345レベルを下回るとストップ注文を交えて一段安に。5月の英消費者物価指数は前月比+0.4%、前年比+2.4%と前回および事前予想と同水準だったが、発表後にポンドは一段と売られ、1.3308レベルまで安値を広げた。ポンド円は147円台で上値が重い値動き。147円台後半から一時147.21レベルまで下落した。その後やや持ち直したが、足元では再び147円台前半と軟調。昨日の英議会の結果でメイ英首相はひとまずEU離脱交渉がしやすくなったが、求心力の低下状態には変化はみられていない。対ユーロでの売り圧力もポンド相場を圧迫した。 minkabu PRESS編集部 松木秀明