【ロンドン市場】米利上げ期待のドル高と株安受けた円高が混在

 1日のロンドン市場は、ドル高が先行。パウエルFRB議長の下院証言で米利上げ期待が高まりドル買い圧力が続いている。ロンドン序盤には前日から一段とドル高が進行する場面があった。また、前日の米株式市場の大幅安を受けて欧州株も軟調に3月相場をスタートしている。原油や金相場も軟調になっており、リスク回避的な円高圧力も加わった。ただ、値幅は総じて限定的。このあとのNY市場待ちのムードとなっている。きょうはパウエルFRB議長が上院で証言を行う。  ドル円は序盤に106.90近辺まで小反発したが、前日NY市場での下落を戻し切れず。その後は欧州株安や米債利回りの低下とともに106.60台へと再び下落している。上値は重く、このあとの上院でのパウエル米FRB議長証言を受けた米株式市場の動向が警戒される。  ユーロドルはロンドン序盤に1.2213レベルまで買い戻しが入ったが、その後は売りに押される展開。下値を1.2172レベルに広げている。ユーロ円は序盤に130.47レベルまで買い戻されたが、その後は再び軟調に推移。130円割れへと軟化している。欧州株が続落しており、リスク回避的なドル高・円高圧力が働いている。この日発表された1月ユーロ圏失業率は8.6%と2008年12月以来の低水準となった。一方で、欧州各国の製造業PMIは全般にやや伸び悩む動き。  ポンドドルは前日の大幅下落のあと、再び1.3728レベルまで安値を広げた。ポンド円は序盤に147円台を回復する場面があったが、再び売りが優勢となり146円台半ばまで一時下落。2月の英製造業PMIは55.2と事前予想は上回ったものの、前回値からは低下した。あすのメイ英首相演説を控えてEU離脱交渉への不透明感は根強い。      minkabu PRESS編集部 松木秀明