【ロンドン市場】欧州通貨振幅も方向感乏しい、ドル円107円台前半

 19日のロンドン市場は、ポンドやユーロが上下動となっているが方向感は乏しい。序盤はドル売りが先行したが、このステージではユーロ買いが主導。しかし、英小売売上高が予想を下回るとポンド売りが広がる。その後はいずれも流れが反転し、ユーロは売られ、ポンドは反発。欧州株は前日終値付近で小動き。ドル円は107円台前半での振幅に留まっている。  ドル円は東京市場で107.52レベルまで買われた。日米首脳会談を終えて共同記者会見が行われたが、双方とも対決ムードはみられず無難に通過していた。ロンドン朝方には値動きが落ち着いたが、ユーロドルの上昇とともにドル円でもドル売りが優勢となり、107.27近辺まで下押しされた。その後は米債利回りの上昇などが下支えとなり107.40近辺へと下げ渋っている。  ユーロドルは1.23台後半を中心とする取引。序盤に1.2400レベルまで買われた。独10年債利回りが上昇しており、ユーロ買いを誘った。ユーロ円も一時133.09レベルに本日高値を更新。しかし、米債利回りも上昇しており、ユーロドルは反落。一時1.2355レベルに本日安値を広げた。ユーロ円も132.70近辺まで連れ安となった。欧州株は落ち着いた取引となっており、この日はユーロ圏経常収支が発表された程度で、目立った材料には欠けている。  ポンド相場は振幅。ポンドドルは1.41台から1.42台での取引。序盤のユーロドル上昇には反応薄だった。この日発表された3月の英小売売上高が前月比-1.2%、前年比+1.1%といずれも前回および事前予想を下回ると、ポンド売りの反応が広がった。ポンドドルは1.4161レベル、ポンド円は151.99レベルまで下落。しかし、売りはすぐに落ち着いた。武田薬品が英シャイアーに買収提案との報道がポンド買いを連想させた面があり、ポンド円は152.94レベルに本日高値を更新。ポンドドルも1.42台を回復して、高値を1.4239レベルに伸ばしている。対ユーロでも序盤のポンド売りから中盤にはポンド買いに転換している。  豪ドルは高値から小幅の調整売り。NY原油先物が時間外取引で一時69ドル台乗せとなったが、豪ドル買いは一服している。豪ドル/ドルは0.78台を割り込む動き。豪ドル円は83円台後半での揉み合いに値動きが落ち着いた。 minkabu PRESS編集部 松木秀明