【ロンドン市場】欧州通貨が堅調、ドル相場は方向感定まらず

 26日のロンドン市場は、ポンドやユーロなど欧州通貨が堅調だった。ドル相場は序盤にドル売りが先行したが、次第にドル買い方向へと転じており、方向性が定まらなかった。あすのパウエルFRB議長の議会証言を見極めたいとのムードが広がっている。  ドル円は下に往って来い。東京市場では輸出主導の売りが広がり、ロンドン序盤にも106.38レベルまで下値を広げる場面があった。しかし、週明けの欧州株式市場が堅調に取引を開始するとともに買い戻しが入っている。取引中盤には106.80近辺と東京午前の水準へと反発している。ただ、欧州株は次第に上げ幅を縮小、米10年債利回りは小幅マイナス圏での推移となっており、ドル円の動きは短期ポジションの調整が主体とみられる。  ユーロは買いが先行。ロンドン序盤にユーロドルは1.23台前半での揉み合いが続いたが、ポンド買いとともに上抜けて、1.2355レベルに高値を伸ばした。ユーロ円はドル円の反発もあって131円台前半から131.70台まで上昇した。この日は目立った欧州経済指標発表はなかった。メルケル独首相からは、新政権はヨーロッパの新たな始まりを示すものとなろう、と連立政権樹立に前向きな発言がでていた。  ポンドはユーロ以上に堅調だった。ポンドドルは東京市場で1.40台乗せとなったあと、ロンドン市場でも買いが継続している。一時1.4070レベルまで上昇した。その後は買い一服も1.4040近辺と高値圏を維持している。ポンド円は149円台前半での揉み合いを上放れると150.05レベルまで高値を伸ばした。東京朝方の安値からちょう1円の上昇幅となった。1月英住宅ローン承認件数が昨年10月以来の4万件台を回復。また、コービン英労働党党首の演説を控えてEU離脱への柔軟な姿勢が期待された面があったもよう。演説では、EU離脱後も単一市場のメリット維持すること望む、英国とEUとの包括的な関税同盟を模索する、などと述べた。ただ、英保守党の一部からは絵空事だとの冷ややかな見方も。  豪ドルは上値が重かった。ロンドン序盤に、豪ドル/ドルは0.7893レベル、豪ドル円は84.13レベルの高値をつけたが、その後は売りに転じる。足元では0.7865-70レベル、83.85-90レベルで取引されている。欧州株が上げ幅を縮小しており、素直に反応した格好。NY原油先物も東京午後の高値水準からは上昇一服となっている。      minkabu PRESS編集部 松木秀明