【ロンドン市場】株式軟調も、為替相場は円買い一服

 18日のロンドン市場は、円買いが一服している。米中貿易戦争への警戒などで、週明けの欧州株や米株先物は売りが広がっている。為替相場でも、序盤にユーロやポンドが売られるなどドル買いや円買いの動きが先行した。しかし、ほどなく流れが反転。株安が収まらないなかで、円安・ドル安方向へと調整されている。この時間帯には目立った経済指標発表はなく、きょうから始まるECBフォーラムでのドラギ総裁のあいさつが注目されている。  ドル円は110円台半ばでの揉み合いが続いている。東京市場では一時110.30レベルまで下落する場面があったが、大阪北部での地震を受けた日本株安に反応していたようだ。ロンドン序盤にかけては110.60近辺まで下げ渋り、欧州株安も110円台半ばで特段の水準変化はみられていない。原油相場の反発が下支えとなった面も。  ユーロドルは反発。序盤に1.1566レベルまで下押しされたあとは買いが優勢。1.16台を回復し、高値を1.1620台に伸ばしている。前週末比プラスに転じる動き。ユーロ円も127.80台まで下押しされたあとは、128.40台へと上昇、本日高値を伸ばしている。独連銀が個人消費の強さが成長のドライブと指摘した。EUは米国との貿易摩擦に加えて、7月上旬には豪州との通商協議に入る。独政府では移民政策をめぐり内相と首相の対立が報じられていた。まだ、不安材料は多いようだ。  ポンド相場に下に往って来い。ポンドドルは1.3270台から一時1.3220台まで下落。その後はユーロドルとともに買われて1.3260台まで反発。ただ、上値は抑えられており、プラス圏には浮上していない。ポンド円は146円台での上下動。146.60台から一時146.10付近まで下落。その後の戻りは146.70近辺まで。  豪ドルやカナダドルは比較的堅調。NY原油先物が時間外取引で63ドル台から64ドル台へと反発しており、資源国通貨買いにつながったようだ。カナダ円は83円台後半から一時84円台をつけた。豪ドル円は82円台前半で底堅い動き。ただ、リスク動向に敏感な通貨でもあり、欧州株の大幅安では上値を抑えられている。 minkabu PRESS編集部 松木秀明