【ロンドン市場】振幅もややドル売り優勢に、米欧首脳会談を控えて方向性でにくい

 24日のロンドン市場は、ドル相場が振幅。序盤はドル買いが先行したが、次第にドル売り方向に転じている。この日発表されたドイツやユーロ圏のPMI速報値はまちまちの結果。欧州株は堅調に推移し、NY原油先物も反発しているが、全般的なリスク選好の円売りにはつながっていない。あすの米欧首脳会談を控えて、為替市場はポジション調整主導の展開となっている。  ドル円は111円近辺での取引。序盤にはドル高方向を試したが、111.45レベルまでと東京高値111.51レベルには届かず。その後は、米債利回りの低下とともに売られ、取引中盤には111.01レベルに本日安値を広げた。ただ、現時点では大台割れには至らず。  ユーロドルは1.17台前半での取引。序盤には1.1655レベルまで下押しされた。しかし、売りはここまでで、その後は買い戻されている。取引中盤には1.17台乗せから1.1717レベルに本日高値を更新した。ユーロ円は序盤に129.75レベルまで下落。その後は130円台を回復する場面もあり、下げは一服。欧州株は独DAX指数が自動車株主導で上昇している。  この日発表された7月ドイツ製造業PMI速報値は57.3と事前予想55.5および前回6月55.9を大きく上回った。同非製造業は54.4と事前予想および前回値54.5とほぼ同水準だった。一方、7月のユーロ圏PMI速報値は、総合指数(コンポジット)が54.3と前回54.9や事前予想54.8を下回った。製造業は55.1と予想を上回り、非製造業は54.4と予想を下回った。  ポンドドルは1.31台前半での取引。序盤に1.3072レベルまで下落。その後はユーロに先行して買われ、1.3138レベルに本日高値を更新。ポンド円は146円ちょうどを挟む揉み合いが続いている。序盤の下押しは145.70近辺までにとどまった。7月の英CBI製造業受注指数は11と事前予想8を上回ったが、前回値13には届かなかった。ポンド相場は反応薄だった。  豪ドル/ドルは0.74ちょうど近辺での取引。序盤に0.7360近辺まで下げたあとの反発は0.7410近辺まで。豪ドル円は一時82円割れもすぐに買い戻されて82.30近辺に本日高値を更新した。欧州株高やNY原油先物の反発などリスク選好の動きが下支えした。また、中国株が大幅高となったことが影響したとの見方もあった。  トルコ中銀は政策金利を17.75%に据え置いた。事前の予想では、18.75%への利上げが想定されていた。予想外の据え置き発表を受けてトルコリラが急落している。リラ円は23.30近辺から一気に22.50割れまで下落した。 minkabu PRESS編集部 松木秀明