【ロンドン市場】対ポンド主導で円安とドル安、EU離脱交渉の進展報道で

 19日のロンドン市場は、ポンド買いが広がり、円安ドル安の動きに波及している。EU離脱交渉をめぐる進展期待が背景。きょう英国とEUの離脱担当交渉官が共同記者会見を開くと伝わり、期待が広がった。続いて米WSJが移行期間について広範にわたる合意に達したと報じた。一方で、欧州株や米株先物は売りに押されている。きょうG20財務相・中央銀行総裁会議が開催されるが、米国の通商政策をめぐり意見の対立が予想されている。  ポンドドルは1.39台前半での揉み合いからロンドン時間に入ると騰勢を強めた。一時1.4046レベルまで急伸した。ポンド円も147円台前半から一時149.05近辺まで上昇。EUと英国の離脱交渉担当の共同記者会見があると報じられ、期待感が先行していた。その後、米WSJが、移行期間についての大枠で合意、と報じられポンドが一段高となった。  ユーロドルもポンドドルの上昇に連れ高となり1.2260-70レベルから一時1.2309レベルまで買われた。ユーロ円は129円台後半から一時130.56レベルまで上昇。ユーロドルとともに本日高値を更新した。ただ、足元では買いが一服してきている。1月ユーロ圏貿易収支は季節調整後で199億ユーロと黒字幅が縮小した。  ドル円は106円台を回復している。東京午後からロンドン朝方にかけては売り圧力が残り、105.68レベルに下値を広げた。しかし、ロンドン序盤には買いに方向が転じる。ポンドやユーロなど欧州通貨主導でクロス円が上昇したことが後押し。106円台乗せから106.18レベルまで本日の高値を伸ばした。ただ、欧州株や米株先物は下落しており、G20会合に向けた警戒感は根強い。   minkabu PRESS編集部 松木秀明