【ロンドン市場】各通貨が神経質な上下動、感謝祭前の薄いマーケットで

 21日のロンドン市場は、神経質な相場。感謝祭前の薄商いのなかで、通貨ごとに値動きの方向性は一定しない。  豪ドルは堅調。豪ドル/ドルは0.75台前半、豪ドル円は84円台後半での揉み合いとなるなかで、ロウ豪中銀総裁の発言に敏感に反応した。緩和的な政策の継続が適切、近い将来の政策の調整について強い理由はみられず、などと述べるなかで、次の行動は利上げになろう、との内容が豪ドル買いを誘った。豪ドル/ドルは0.7580近辺、豪ドル円は85.30近辺へと本日高値を伸ばしており、東京午前の下げを消した。  ユーロドルは1.17台前半での取引。この日は独連立政権関連の目立った報道はみられていない。前日には今後、再選挙の可能性があるとの観測報道などがあったが、東京市場からは1.17台前半を中心とした揉み合いが続いている。ロンドン市場では高値を1.1758近辺、安値を1.1714近辺まで広げており、前日安値を下回る動きをみせている。ユーロ円は132円ちょうど近辺を割り込むと、一時131.69近辺まで下押し。しかし、すぐに132円挟みの水準に戻すなど落ち着かない値動きとなっている。  ポンドドルは1.32台で上下動。ユーロドルとともに神経質な値動き。序盤に1.3267近辺に高値を広げたあと、1.3210近辺まで下押し、前日安値を割り込んだ。その後は1.32台半ばに反発。ポンド円は149円を挟む上下動。インフレについて英政策委員らの証言が実施された。しばらくはインフレ目標を上回る状態が続く見込み、労働市場の逼迫が賃金に影響を与える可能性などが指摘された。利上げの方向性も示されているが、段階的、限定的、緩やかになど慎重な言い回しが多かった。また、この日発表された11月の英CBI製造業受注指数は17と前回-2から大幅改善。1997年以降の最高水準を記録した。  ドル円は112円台半ばでの揉み合い。序盤に下押しも112.41レベルまでと本日高値112.70レベルからの値幅は30銭未満。序盤に売りが先行した欧州株は、米株先物とともに上昇に転じており、リスク動向はまずまずといったところだが、ドル円相場で積極的にリスクをとる動きは乏しい。このあとのNY市場待ちのムードとなっている。明日東京午前8時にはイエレンFRB議長の講演が予定されている。    minkabu PRESS編集部 松木秀明