【ロンドン市場】円高圧力が継続、クロス円が一段安に

 9日のロンドン市場は、円高圧力が継続している。ドル円は買戻しが先行。米10年債利回りが一時2.50%台をつける動きとともに112.95近辺まで反発した。しかし、113円台には乗せ切れず。米債利回りが低下に転じると112.60台へと再び下げている。  クロス円が一段安。東京市場では日銀が超長期債オペの減額を発表したことを受けて円買いが広がったが、ロンドン市場でもその延長線上の動きとなっている。ユーロ円は135円近辺が重くなっており、安値を134.36レベルまで広げている。ポンド円は153円台には戻せず、152.46レベルに安値を広げている。豪ドル円も安い。88円台後半から88.12レベルまで下押しされている。  クロス円の売り圧力とともにユーロドルは1.1960-70レベルから1.1921レベルまで下落。ポンドドルは1.3570-80レベルから一時1.3514レベルまで下落。豪ドル/ドルは0.7860近辺から0.7812レベルまで下押しされた。米債利回り上昇が一服するとやや下げ渋っているが、序盤の下げを戻す勢いはない。  この日発表された欧州経済指標は強い結果が相次いだ。11月ドイツ鉱工業生産は前月比+3.4%、前年比+5.6%といずれも前回および事前予想から上振れ。11月のドイツ貿易収支は237億ユーロと黒字幅を拡大。輸出の伸びが大きかった。11月ユーロ圏失業率は8.7%に低下し、2009年以来の低水準となった。また、欧州株も堅調に推移しているが、リスク選好的な円売りにはつながっていない。 minkabu PRESS編集部 松木秀明