【ロンドン市場】円買い優勢、週明けは調整ムード

 6日のロンドン市場は、円買いが優勢。週明けの欧州株式市場が軟調に推移しており、為替市場ではユーロ円を中心に円買い圧力がみられている。  ドル円は東京午前に114.73レベルと3月15日以来のドル高・円安水準をつけたが、その後は売りが優勢になっている。114円台前半での揉み合いから次第に上値が重くなり、ロンドン中盤には一時113.96レベルまでの下落。ただ、週明けオセアニア市場開始時につけた113.95レベルには届かず、かろうじて114円台を回復している。この日は日米首脳会談が行われたが、トランプ米大統領は日米貿易不均衡の是正に意欲的だった。安倍首相は米国からの武器購入を増額すると述べていた。  ユーロ円が軟調。ロンドン序盤に132.70-80レベルでの揉み合いを下抜けると132.23レベルまで下値を広げている。戻りは限定的。欧州株が軟調となっており、ユーロ売り圧力となった形。この日発表されたドイツ製造業受注は予想外の前月比プラスとなったが、ドイツやイタリア、フランスなどの製造業PMIが伸びを欠くなど指標はまちまち。プラートECB理事は、大規模な緩和策は依然として必要、と述べたが新味には欠けていた。ユーロドルは1.1610近辺から1.1588レベルまで小幅に売られている。  ポンドは堅調。対ユーロでの買いフローが持ち込まれている。ユーロポンドは0.8880近辺から0.8850割れへと軟化。ポンド円はドル円の下げには反応せず、149円台半ばでの揉み合いが続いている。ポンドドルは1.3070台から一時1.3127レベルまで高値を伸ばした。ポンド相場自体には目立った材料はでていない。  資源国通貨は小動き。NY原油先物が時間外取引で一時56ドル台に乗せている。2015年7月以来の高値水準となっている。しかし、豪ドルやカナダドルなど原油相場に反応しやすい通貨は小動き。豪ドル円は87円台前半で上値が重く、豪ドル/ドルは0.76台半ばから後半へと小高い。カナダ円は89円台半ば付近での揉み合い。ドルカナダは1.27台後半から半ばへと小安い程度。原油高の背景にはサウジの政情不安が指摘されており、リスク選好の面からは反応しにくかったようだ。  みんかぶ「KlugFX」 松木秀明