【ロンドン市場】円買い・ドル買い、G7サミット控えて調整色広がる

 8日のロンドン市場は、円買い・ドル買いの流れが続いている。今週前半はイタリア政局の不透明感が一服したことなどで円売り・ドル売りとリスク選好的な動きが優勢だったが、次第に調整ムードへと転じている。  このあとのG7サミットでは米国の通商政策をめぐってその他G6との溝の深さが露呈することが警戒されている。トランプ米大統領は、カナダは米国の農業従事者に対して不公正だと発言している。昨日は、ドイツ政府が共同声明発表は困難との見方を示していた。  イタリア情勢についても、きょうはイタリア株や債券が大幅に下落しており、ドイツとイタリアの長期債利回り格差は拡大。EU懐疑派として知られるサボナ伊欧州問題担当相は、欧州単一市場とユーロを強化する必要、と火消しに回っているが、市場でのEU離脱警戒は根強いようだ。  ドル円は109.60-70レベルから売り圧力に押され続けており、足元では109.20レベルまで下落。    クロス円も同様に軟調。ユーロ円は129円台を割り込むと128.11レベルまで下押し。ポンド円は147円近辺から146.15レベルまで下落。豪ドル円は83円台前半から82.59レベルまで安値を広げている。  クロス円の下げとともに、ドル円以外の主要通貨では対ドルでも軟調。ユーロドルは1.18ちょうど近辺での揉み合いから下落を始動、1.1727レベルに安値を広げている。ポンドドルは1.34台前半での揉み合いから1.3383レベルまで下落。豪ドル/ドルは0.76台割れから0.7561レベルへと本日安値を更新。 minkabu PRESS編集部 松木秀明