【ロンドン市場】円買いの動き再燃、ドル円、クロス円ともに下値を模索

 16日のロンドン市場は、再び円買いの動きが優勢になっている。東京午前には米紙がマクマスター米大統領補佐官の解任について報道したことで、ドル円が106円台前半から106円割れへと下落した。その後、当局は否定したがドル円は上値が重かった。ロンドン朝方にはいったん106円台をつける場面があったが、すぐに105円台に押し戻され、安値を105.65近辺に広げた。欧州株は小高く推移しており、円買いは一服したが、戻りは105.80近辺まで。NY勢の参加を控えてロンドン昼にかけて再び105.62レベルまで安値を更新している。  クロス円は通貨ごとにまちまちな値動きとなっているが、いずれも前日NY市場よりは円高の水準で推移している。  欧州通貨は比較的底堅い動き。ポンドドルは1.39台前半から一時1.3980レベルまで反発。ポンド円は一時147.25レベルに本日安値を広げたあとは、147.80台まで反発する場面があった。その後は再び147.50割れとなっている。  ユーロドルは序盤にやや弱含んだが欧州株の堅調な動きなどで1.2336レベルに本日高値を広げた。その後は1.23台前半での推移。ユーロ円は序盤に130.50台へと反発したが、その後は130円台前半へと押し下げられている。戻りは限定的で、安値を130.13レベルに広げた。  豪ドルは軟調。対ドルでは0.78台に乗せると再び売りが優勢になり、安値を0.7765レベルまで広げている。豪ドル円は、ロンドン序盤に82.60台まで小反発も、その後は売り一色。足元では82円割れを試す勢いとなっている。  この日発表された2月ユーロ圏消費者物価指数・確報値は前年比が+1.1%と速報値の+1.2%から下方改定された。1月は+1.3%だった。プラートECB理事は、ガイダンスの早過ぎる修正はしない、と発言した。また、内閣府が発表した月例経済報告では、物価に関する表現に変化がみられた。「物価はこのところ緩やかに上昇」と、前回の「横ばい」から一歩進んだ文言となった。   minkabu PRESS編集部 松木秀明