【ロンドン市場】円がジリ安、米税制改革法案の下院採決待ち

 20日のロンドン市場は、円相場がジリ安の動き。そろそろクリスマスを意識して値動きは鈍っているが、じりじりと円売りが進んでいる。前日の米下院での税制改革法案成立に続いて、きょうの東京時間には米上院でも法案が成立。このあとは再び下院に戻されて採決される運びとなっている。成立した場合はトランプ大統領の記者会見が開かれる予定。  ドル円は、ロンドン序盤に113円台に乗せてきている。113.10台での高値水準で揉み合いが続いたが、NY勢の参加を控えて一時113.20レベルまで高値を伸ばした。それでも東京安値からは36銭の値幅に留まっている。前日と同様に米10年債利回りが2.46%台へ上昇する動きとともに上値を広げるパターン。欧州株は小安いが、米株先物は時間外取引で反発している。  クロス円は全般に堅調。ユーロ円は134.16レベル、ポンド円は151.79レベルに本日の高値を更新。リスク動向に敏感な豪ドル円は86.88レベルに高値を伸ばしている。豪ドルは対ドルや対ユーロなどでも堅調。原油先物など商品市況の上昇も下支えとなっているもよう。  ユーロドルは1.18台前半から半ばでの振幅。序盤に1.1829レベルまで下押しも、中盤には1.1858レベルに高値を広げた。ポンドドルも同様の値動き。1.3378レベルから1.3414レベルで上下動。豪ドル/ドルは0.7660近辺から0.7670台へと小高い。いずれも本日の高値を広げたが、値動きは小幅。  この日発表された経済指標には反応薄だった。10月ユーロ圏経常収支は季節調整済みで308億ユーロ、調整前で359億ユーロの黒字。いずれも前回からは黒字幅が縮小した。また、12月の英CBI小売売上高指数は20と前回の26から低下したが、事前予想とは一致した。EUは、英国のEU離脱移行期間は2020年12月末で終了へ、と表明したが、ポンド相場は特段の反応を示していない。 minkabu PRESS編集部 松木秀明