【ロンドン市場】全般に小動きも、ポンドは神経質に上下動

 10日のロンドン市場は、全般に小動き。週末を控えていることに加えて、米国がベテランズデーの振り替え休日となることから通常よりも取引量が少なくなることが想定されている。市場では早めに手仕舞いを行うムードとなっている。  ドル円は113円台での取引に終始している。ロンドン序盤に米債利回り上昇とともに113.64レベルまで上昇したが、欧州株が再び売り優勢となるなかで113.30台まで押し戻された。レンジは狭く、全般的に方向感に欠ける取引となっている。  ユーロドルは1.16台での取引。ロンドン序盤には1.1623近辺まで下落したが、すぐに反転して1.1662近辺まで上昇。その後はレンジ内での取引が続いている。ユーロ円は132円台前半での揉み合いに終始している。欧州株は軟調に推移しているが、リスク回避の円買い圧力はほとんどみられていない。  ポンドは振幅。ポンドドルは序盤にユーロドルとともに売りが先行、1.3113近辺まで下落した。売りが一服したところで9月の英鉱工業生産が発表され、予想を上回る結果にポンド買いに反応、1.31台後半へと上昇した。さらに今週のEU離脱交渉が終了したあとに1.3191近辺まで一気に買い上げられた。市場では21日移動平均線を上抜けたことでストップ注文が誘発されたと観測されていた。ポンド円は序盤の149円を挟む上下動の後、149.65近辺まで一時買われた。メイ英首相は、EU離脱は2019年3月29日と明言した。離脱交渉では市民の権利についてある程度の進展があったが、まだ作業は必要としていた。最終的にはメイ英首相の政治決断が必要となっている。  豪ドルは上値が重い。リスク動向に敏感な通貨とあって、欧州株安に反応している。豪ドル/ドルは0.77手前水準から0.7660近辺へ、豪ドル円は87.20台から86.90近辺へとジリ安の動きを続けている。ただ、値動きは前日からのレンジ内に留まっている。   みんかぶ「KlugFX」 松木秀明