【ロンドン市場】リスク回避で欧州通貨が下落、ドル円は109円台後半

 19日のロンドン市場は、リスク回避の動きが広がり、欧州通貨が下落している。東京朝方のトランプ大統領の発言報道で米中貿易戦争への警戒感が高まった。東京市場に続いてロンドン市場でも欧州株や米株先物が大幅安となり、円買いとともにユーロやポンドが下落している。ただ、取引中盤にかけてはやや値動きが一服しており、NY勢の参加待ちとなっている。ドラギECB総裁が講演で利上げ時期の決定については辛抱強い姿勢で、と発言。やや欧州株安が一服した面もあった。  ドル円は109円台後半での取引。序盤は東京市場からの下落の勢いが続いて109.55レベルまで下押しされた。しかし、ユーロドルの下落などでドル買い圧力が波及し、取引中盤にかけては109.90近辺まで下げ渋っている。ただ、クロス円全般に円高方向に動いており、ドル円は110円台が重くなっている。  ユーロドルはロンドン時間に入ってから売りが強まっている。1.16台を下回ると1.1531レベルまで下落。その後はやや下げ渋っているが1.1550-60レベルまでと戻りは限定的。ユーロ円は東京市場からの下落の流れが継続。127円割れから126.65レベルまで本日安値を広げた。ドラギ総裁は講演で、利上げ時期の決定については辛抱強い姿勢で、としており慎重姿勢が目立った。また、リッカネン・フィンランド中銀総裁は、必要であれば来年夏以降も金利を据え置く可能性、としており、欧州株の下げが一服した面もあったようだ。ただ、引き続き大幅なマイナス圏で推移しており、米中貿易戦争への警戒感はぬぐえず。  ポンド相場もユーロとともに下落。ポンドドルは1.32台後半から1.32台割れ、1.3160レベルまで下押しされた。ポンド円は145円台半ばから一段安となり、144.54レベルまで下落。対ドルとともに戻りは鈍い。ポンド関連では目立った材料はでていないが、英政府のEU離脱をめぐる不透明感や今週木曜日の英中銀金融政策会合を控えて、ボラタイルな相場展開となっているようだ。  豪ドルは安値圏での揉み合い。豪ドル/ドルは0.7355レベル、豪ドル円は80.63レベルに本日の安値を更新したが、序盤の下押しのあとは値動きが鈍っている。ただ、反発力の弱く、安値圏での推移が続いている。 minkabu PRESS編集部 松木秀明