【ロンドン市場】ユーロ売りが優勢、週末調整などで

 20日のロンドン市場は、ユーロ売りが優勢になっている。ユーロは対ドル、対円、対ポンドなどで幅広く売られている。ただ、この日は目立ったユーロ売り材料は見当たらず、今週に進んだユーロ買い・ポンド売りポジションの巻き返しや、来週のECB理事会を控えた調整の動きなどが入ったもよう。  ユーロドルは序盤に小高い動きをみせたが1.2350付近は重く、すぐに売りに転じた。1.23台割れ方向にジリジリと進み、安値を1.2293レベルまで広げた。ユーロ円も132円台後半から132.35レベルまで下押し。ユーロポンドは序盤に0.8790近辺まで買われたが、その後は売りに転じて0.8730台まで下押しされた。この間、欧州株はむしろ堅調に推移しており、ユーロ安を好感する動き。リスク回避圧力はみられていない。  ポンドドルは序盤に一段安。1.4036レベルと前日から一段安となった。ポンド円も150.96レベルと151円の大台割れまで下落。しかし、その後はいずれも下げ渋り。1.40台後半、151円台前半で揉み合っている。昨日のカーニー英中銀総裁が5月利上げについて決定されたものではない、と述べたことがポンド売りを強めた経緯があった。きょうもその延長線上の動きとなっているが、週末を控えて値動きは限定的になっている。  サンダース英MPC委員は講演で、英国経済には大規模な刺激策は必要ない、第1四半期の成長鈍化は一時的とみられる、利上げは段階的かつ緩やかにすべき、などと述べていた。5月利上げに関する具体的な言及はみられなかったが、ポンド相場は反応薄だった。同委員は前回3月会合で利上げ票を投じていた。  ドル円は107円台後半を中心に振幅している。東京市場では107.73レベルまで高値を伸ばしたが、午後からロンドン序盤にかけては反落。一時107.50割れまで下押しされた。ただ、欧州株の上昇転換やユーロドルの下落がドル買い圧力となり107.70近辺まで再び上昇。足元では上値追いも一服している。 minkabu PRESS編集部 松木秀明