【ロンドン市場】ユーロやポンド主導でドル安、先週末の反動も

 16日のロンドン市場は、ユーロやポンドが堅調。総じてドル安方向への動きが優勢になっている。先週末にドル高が進んだが、NY引けにかけて調整売りが入っていた。その反動の流れが週明けも続いている格好。欧州株は小幅安でさえない動き。NY原油先物は70ドル台割れと軟調。しかし、円相場はクロス円が上昇しており、円安の動き。ユーロドルやポンドドルが買われていることが影響しているようだ。リスク動向よりはポジション調整の面が強そうな展開になっている。  ドル円は112円台前半から半ばでの揉み合い。ロンドン序盤からしばらくは112.40-50レベルでの取引が続いたが、足元ではドル安圧力を受けて112.30近辺へと下押しされている。相場の主導権は欧州通貨の動きが握っており、ドル円は後ろに控えた値動きにとどまっている。    ユーロドルは1.17台前半での取引。アジア時間には1.1680近辺での取引が続いたが、午後に入ると上値を模索する動きがみられた。ロンドン序盤には1.17台にしっかりと乗せ、取引中盤には1.1725レベルまで高値を伸ばしている。ユーロ円は131円台半ばでの揉み合いを上放れて、高値を131.69レベルまで伸ばしている。欧州株が軟調に推移しているが、ユーロ相場は強い動きになっている。この日発表された5月ユーロ圏貿易収支は季節調整前で165億ユーロ、調整後で169億ユーロと事前予想を下回る黒字幅にとどまった。  ポンドドルは1.32台後半での取引。アジア時間には1.32台前半での取引が続いたが、ロンドン序盤には1.32台後半へと上昇。中盤には高値を1.3293レベルまで伸ばした。ポンド円は148円台後半から149.32レベルまで高値を伸ばしている。ユーロポンドは軟調で、ポンド買いが優勢。日本時間朝方に7月のライトムーブ住宅価格が発表され、前月比、前年比ともに前回値を下回ったが、これには反応薄だった。  英政治関連の報道が流れている。メイ政権の前閣僚からEU残留を目指す新たな国民投票を求める動きが報じられた。これに対して、英政権報道官は、可能性を否定した。メイ英首相は、英国が引き続きEUの主要な役割担うこと望む、ブレグジットの申請は国民投票の結果を尊重したもの、と引き続くソフトブレグジット路線を歩むことを主張した。 minkabu PRESS編集部 松木秀明