【ロンドン市場】ユーロが反発、独連立交渉不調も欧州株買われる

 20日のロンドン市場は、ユーロが反発している。ユーロドルは1.1730-40レベルから一時1.1812レベルと、東京朝方の下げを消した。ただ、1.18台前半を買い進む動きは乏しく、その後は1.17台後半での揉み合い。ユーロ円は131.50近辺から一時132.47レベルまで上伸、本日高値を更新。  東京朝方には独連立政権交渉からFDPが離脱するとの報道でユーロ売りが進んだ。しかし、ロンドン勢は一段のユーロ売りの動きを見せていない。一部報道では、FDPがメルケル首相の少数政権を支える、としており、連立は組まなくても協力姿勢は維持されそうだ。独DAX指数は0.5%程度下げて取引を開始したが、次第に下げ幅を縮小し、プラスに転じている。  ポンドも買いが先行した。週末に、ハモンド英財務相が来月のEU首相会議までに支払い金について提案する方針である、と明らかにしており、市場には交渉進展への期待感が広がったもよう。ポンドドルは1.32ちょうど近辺から一時1.3279レベルまで、ポンド円は148円ちょうど付近から一時148.89レベルまで上伸した。ただ、足元では買いは一服している。ユーロポンドは序盤に0.8870近辺まで下押しされたが、その後はユーロの買い戻しが入り、0.89ちょうど近辺まで小反発した。  ドル円は引き続き112円台前半での揉み合い。東京市場では独連立政権交渉に不調が報じられて、ユーロ円が急落。加えて日経平均も135円安で取引を終えている。ただ、先週末NY市場で112円台後半から112円割れまで下落したあとは、静かな週明け相場となっている。ロンドン市場では12.27レベルまで小幅に買われている。米10年債利回りは2.34%付近で落ち着いている。ドル円相場にとっては、欧州の政局よりは、米税制改革動向のほうに関心が強いようだ。    minkabu PRESS編集部 松木秀明