【ロンドン市場】ポンド急伸、英中銀据え置きも利上げ派が増加

 21日のロンドン市場は、ポンドが急伸。この日発表された英金融政策委員会の結果は、事前予想通り政策金利および資産買入枠の据え置きとなった。注目の政策金利据え置きの票割れは6対3と、前回の7対2から利上げ派が増加した。予想外の結果にポンド買いの反応が広がっている。ポンドドルは1.31台割れ手前まで下落していたが、一気に1.32台乗せ。ポンド円は144円台後半まで下落したあと145円近辺から一時146円台乗せまで急伸した。市場では無難な通過を見込んでいただけに、利上げ派の増加はサプライズだったようだ。前回のマカファティー、ソーンダース氏に加えて、チーフエコノミストのホールデン氏が利上げ派に転じた。  その他主要通貨は、ややリスク回避の動きに傾いている。欧州株が序盤は堅調にスタートしたが、イタリアの債券や株式の下落をきっかけに、欧州株全般に下げに転じている。ANSA通信によると、イタリア上院議員でユーロ懐疑派として知られるアルベルト・バニャイ氏が上院財務委員会の委員長に指名された。この報道が市場に警戒感を広げたもよう。  ユーロドルは1.15台半ばでの揉み合いから一時1.1509レベルまで下落。その後は1.15台前半でやや下げ渋り。ユーロ円は127円台後半から一時127.00レベルまで下落。ただ、ポンド円の急伸につれて127円台半ばへと反発している。  ドル円は110円台での上下動。東京午後に110.76レベルまで買われたあとは上値が重くなった。欧州株の下げ転換とともに110.30台と東京朝方の安値付近まで下押しされた。ただ、足元ではポンド円の急伸などで110.50近辺へと再び上昇。方向性に欠ける神経質な値動きになっている。 minkabu PRESS編集部 松木秀明