【ロンドン市場】ポンド売り強まる、英GDPの下振れで利上げ観測後退

 27日のロンドン市場は、ポンド売りが強まっている。この日発表された第1四半期の英GDP速報値が予想を下回ったことで、市場では次回5月10日の英MPC会合での利上げ観測が大幅に後退したことが背景。第1四半期の英GDP速報値は前期比+0.1%と事前予想+0.3%を下回った。前年比は+1.2%と事前予想+1.4%を下回り、2012年6月以来の低調な伸びに留まった。短期金融市場での5月利上げ確率は前日の6割程度から一気に2割付近へと低下した。  ポンドドルはロンドン序盤に1.39台割れとジリ安の動きとなっていたが、発表後は一気に1.38ちょうど近辺へと下落。さらに足元では1.3760付近へと一段安になっている。ポンド円も152円近辺から150円台前半へと下げ続けている。前日はECB理事会でユーロ売り・ポンド買いが強まったが、きょうは巻き戻されており、ユーロポンドは0.87ちょうど近辺から0.8780台へと急反発している。  ユーロ相場は序盤に売りが先行したあとは、値動きが落ち着いている。ポンド相場に主要権が移動した格好。ユーロドルは一時1.2065レベル、ユーロ円は131.94レベルまで安値を伸ばした。前日のECB理事会では次回6月理事会に関する議論はなかったとしており、市場では出口戦略への動きが先送りされるとの見方が広がっていた。きょうもユーロ相場の上値は重い。  ドル円は109円台前半での揉み合い。序盤に上値を試して109.49レベルまで買われたが、109.50レベルを上抜けできなかった。その後は109.20台までの下押しの値幅は限定的。日銀総裁会見で物価目標到達時期についての文言削除は市場の誤解を避けるためと説明されたが、市場は反応薄。また、南北会談で完全な非核化を目指すとされ、トランプ大統領も北朝鮮戦争は終結すると歓迎するツイッターを発している。ただ、リスク選好などの反応は限定的。   minkabu PRESS編集部 松木秀明