【ロンドン市場】ポンド主導でドル高に、ドル円やユーロドルも追随

 1日のロンドン市場は、ドル高が進行している。ユーロドルの下げが先行したが、英PMIをきっかけにポンドドルが急落。ドル円や豪ドル/ドルなど幅広くドル買いの動きが波及している。欧州勢はメーデーの祝日となり、参加者は少なくなっているが、前日までのドル高の流れに変化はみられていない。  ドル円は109円台前半からじり高の動きを続けており、直近の高値を上回ると109.70近辺まで高値を伸ばしている。2月8日以来の高値水準となっており、心理的水準の110円に近づいてきている。米10年債利回りは2.95%での揉み合いと目立った動きは示していない。欧州株は大陸諸国の大半が休場となっており、英FT指数は堅調に推移。  ポンドドルは1.36台へと下落。ロンドン序盤は1.3750付近での揉み合いだったが、次第に売りが優勢になった。4月の英製造業PMIが53.9と事前予想54.8を下回り、1年5ヶ月ぶりの低水準となったことでポンド売りが勢い付いた。1.37台割れから1.3667レベルまで急落。その後の戻りは1.3700近辺までと限定的。ポンド円は150円台半ばから一時149.81レベルまで急落。その後も150円ちょうどを挟む水準で推移している。5月10日には英MPC会合が開催されるが、市場での利上げ確率は16%程度まで低下しており、一連の英経済統計や英中銀総裁の慎重姿勢で急速に早期利上げ見通しは後退している。  ユーロドルは1.20台前半へと下押しされている。ロンドン序盤から売りが先行し、1.2050レベルを割り込んで安値を1.2025レベルまで広げている。1.2014レベルにはテクニカル分析で注目される200日移動平均線が位置している。また、1.2000レベルが心理的な重要水準となっている。ドル円の110円とともに市場が注目するポイントに接近している。ユーロ円は121円台を割り込むと131.82レベルに安値を広げたが、ポンド円と比較すると限定的な下げに留まっている。  豪ドル/ドルは0.7505レベルに本日安値を更新しており、昨年12月11日以来の安値水準となっている。0.75の大台割れとなれば、2017年6月6日以来、約11カ月ぶりとなる。豪ドル円は82円台前半で上値が重い値動き。ただ、東京朝方の安値水準には届いていない。ロウ豪中銀総裁は、次の金利の動きは利上げと予想すること妥当、としながらも、近い将来に金利を調整する強い状況にはなっていない、と慎重姿勢を示していた。 minkabu PRESS編集部 松木秀明