【ロンドン市場】ポンド一段高、全般的には株高とドル高の動き

 29日のロンドン市場は、ポンドが一段高となった。前日の報道の影響が続いた格好。前日NY時間に英紙がEU離脱の精算金の大枠で合意したと報じ、ポンド相場が急伸した経緯がある。この日もポンドは買いが先行。ポンドドルは1.3431レベル、ポンド円は149.71レベルなど前日から一段高となった。その後は高値水準での揉み合いとなっている。EU側交渉担当官のバルニエ氏は、精算金について数日中に合意したい、交渉は継続中、と述べていた。英FT指数は欧州大陸株の上昇を横目に、独歩安となっている。  その他主要通貨はややドル高の動き。前日には米上院委員会が税制改革法案を承認し、30日にも本会議にかけられるとしたことで、米株式市場では主要3指数がそろい踏みで最高値を更新していた。きょうのロンドン市場では欧州株や米株先物の上昇とともに、米債利回りも上昇。ドル買い圧力となっている。  ドル円は111円台半ばでのレンジ取引。序盤に111.38レベルまで下押しされたが、東京安値と並ぶ程度でその後は買いが優勢になっている。足元では111.60台へと上昇しており、きょうの高値を試している。  ユーロドルは1.18台での振幅。序盤はポンドに連れ高となり1.1883レベルまで買われた。その後は売りに反転しており、安値を1.1831レベルに広げた。ユーロ円は132円ちょうど近辺から132.39レベルでの上下動。方向性は希薄だった。この日発表されたユーロ圏景況感は経済の堅調さを示したが、予想通りの結果で反応薄だった。ECB金融安定報告では、ユーロ圏ソブリン債市場への圧力は金融危機依然の水準まで低下した、ECBの緩和的な金融政策の継続が下支え、などとした。     豪ドルは上値が重い。豪ドル/ドルは0.76台手前まで反発したが大台には乗せられず反落。足元では安値を0.7574レベルに広げた。豪ドル円は84円台半ばでの推移。ドル円の上昇にも買いの動きは限定的。 minkabu PRESS編集部 松木秀明