【ロンドン市場】ポンドや豪ドルが堅調、ドル円は揉み合い続く

 9日のロンドン市場は、ポンドや豪ドルが堅調。ユーロは連れ高。そのなかでドル円は110円台半ばでの揉み合いが続いた。前週末の米株が上昇した流れを受けて、週明けの東京、アジア株式市場も上伸した。欧州株も買いが先行し、足元でもプラス圏での取引が続いている。リスク動向は良好な週明け相場となっている。  ドル円は110.40-50レベルでの揉み合い。東京市場からのレンジを踏襲しており、目立った方向性を示していない。ロンドン朝方に110.55レベルまで小幅に高値を更新したが、その後は110.40近辺まで下押しされるなど狭いレンジ取引。欧州通貨などの取引が中心となっており、やや蚊帳の外となっている。  ポンドは堅調。ポンドドルは1.33ちょうど近辺から一時1.3363レベルまで高値を伸ばした。ポンド円は147円を挟む水準から147.57近辺まで上伸。週末の英政権をめぐる動きが注目されている。メイ英首相は先週金曜日に特別な閣議を公邸別荘で開催。EU側に歩み寄るソフトブレグジット路線の方針を伝え、閣僚の同意を得ていた。しかし、週末にはデービス英EU離脱担当相とその副大臣が辞任を表明。政治混乱の緊張感が走ったが、市場は冷静だった。EU離脱派の保守党議員からもメイ首相の不信任投票は目先はないだろうとの発言があった。ソフトブレグジット路線とメイ政権の安定化期待が勝った格好。ただ、EUとの交渉には今後も不透明感が高く、ポンド相場は引き続き神経質となる可能性もある。  ユーロ相場も底堅く推移。ユーロドルは1.1781レベル、ユーロ円は130.17レベルまで本日高値を広げている。その後も下値は堅く、1.17台後半、130円乗せ水準で取引されている。対ポンドでは売りに押されており、0.88台前半で上値重く推移している。日本時間午後10時からのドラギECB総裁の講演待ちになっている。  豪ドルは堅調。リスク動向に敏感な通貨として買い圧力が継続している。豪ドル/ドルは0.7481レベル、豪ドル円は82.66レベルに本日の高値を広げている。ポンドやユーロなど欧州通貨に対しても買いが優勢。  minkabu PRESS編集部 松木秀明