【ロンドン市場】ポンドとトルコリラで明暗分かれる、ドル円は110円挟み

 7日のロンドン市場は、全般に比較的静かな展開となったが、ポンドとトルコリラが対照的な値動きを示している。  ポンド相場は下落。EU離脱交渉に関してメイ英政権が弱体化しているとの見方が再燃しているもよう。メイ首相はデイビスEU離脱担当相の辞任を否定したが、ポンドは序盤の上げを消している。さらに、今月下旬のEU首脳会議に向けて不透明感が広がっているもよう。ポンドドルは1.34台後半から1.3375近辺まで急反落。ポンド円は148円前後から147.23近辺まで下押し。いずれも本日の安値を広げている。    一方、ユーロ相場は底堅い。ユーロドルは序盤に1.1839レベルまで高値を広げた。その後も押しは浅く1.18台前半で推移している。ユーロ円は129円台後半から130円台乗せ。高値を130.26レベルまで伸ばした。ユーロ買い・ポンド売りのフローが強まっており、ユーロの下支えとなる面もあるようだ。  ドル円は110円を挟む取引が続いている。欧州株が全般に堅調となっており、リスク動向は落ち着いている。また、市場ではきょうのNYカットで110.00レベルに大規模なオプション期限が設定されていると観測されており、110円を挟んだ売買注文が上下動を抑制しているもよう。また、トルコリラ急伸がクロス円を通して円安圧力となった面もありそうだ。  トルコ中銀は大胆な利上げを発表。トルコ中銀は1週間レポレートを16.50%から17.75%に引き上げた。事前予想では据え置きもしくは17.50%への利上げに見方が分かれていたが、今回の利上げ幅は予想を上回るものだった。リラ買い、トルコ株上昇と市場はこの措置を歓迎している。 minkabu PRESS編集部 松木秀明