【ロンドン市場】ドル高圧力残る、米10年債利回り3%超を維持

 15日のロンドン市場は、ドル高の動きが優勢。ロンドン朝方に米10年債利回りが再び3%台に上昇、3.02%台へと水準を上げた。その後も3.01%台を維持しており、しっかりとした動きになっている。為替市場では序盤にドル高水準を試したあと、やや値動き一服となったが、足元では引き続きドル高圧力がみられている。このあとのNY市場では米小売売上高とNY連銀製造業景況指数などが発表される。一段のドル高の支援材料となるのかが注目されている。  ドル円は、ロンドン朝方に110.00レベルの高値をつけた。ただ、5月2日高値110.04レベルには届かず買いは一服。下押しは109.80近辺までに留まっており、その後は110円手前の水準で売買が交錯している。米小売売上高の発表や、FRB高官らの講演や公聴会待ちとなっている。  ユーロドルは1.19台前半と前日からのドル高水準での揉み合いが続いたが、足元では一時1.1893レベルまで下落、1.19台を割り込んでいる。昨日の上昇局面では1.20台に乗せられず、その後は売りが継続している。ユーロ円は131円ちょうど近辺で底堅く推移していたが、NY勢の参加を控えて130.72レベルまで下値を広げている。この日発表されたドイツGDPやユーロ圏鉱工業生産が予想を下回る結果だった。独ZEW景況感指数は予想通りの数字だったが、引き続きマイナス圏と弱い内容だった。  ポンドドルは1.35台前半から後半で上下動。足元では1.3520台と本日の安値圏で推移している。ポンド円はおおむね148円台後半で取引されたが、一時149.05レベルまで買われる場面があった。この日発表された1-3月の英雇用統計では、雇用者数の増加幅が予想および前回値を上回ったことがポンド買いを誘う場面があった。  トルコリラ安が続いている。ドル/リラは一時4.4台まで上昇。エルドアン大統領が中銀政策に干渉する姿勢を示しており、今後の金融政策の信頼性に不透明感が広がっている。   minkabu PRESS編集部 松木秀明