【ロンドン市場】ドル買い先行も、週末控えて調整入る

 15日のロンドン市場は、ドル買いが先行したあと調整が入っている。前日のECB理事会でユーロドルが大幅安となった後を受けてロンドン朝方にはユーロドルが一段安となった。しかし、米中貿易摩擦への警戒でドル円が反落するとユーロドルでもドル売りが入っている。欧州株は小幅高で取引を開始したが、足元ではマイナスに転じており、前日の上昇への利益確定売りが優勢になっている。全般に神経質な値動き。  ドル円は110円台で振幅。ロンドン朝方に110.90レベルまで買われたが、その後は反転して110.39レベルまで下落した。ロイター通信によると、匿名の関係者の話として、米国は新たに関税を賦課する中国製品1000億ドル相当のリスト第2弾をほぼ完成させたという。米債利回りが低下、米株先物は下げ幅を拡大。NY勢の参加を控えてドル売りも一巡しており、110円台後半へと再び上昇している。  ユーロ相場は前日から一段安となったあと買い戻されている。ユーロドルは朝方に1.1543レベルまで前日からの安値を広げた。しかし、ドル円の下げをきっかけに1.16台乗せへと反発した。前日は約300ポイント幅での大幅な下落となっただけに、きょうの60-70ポイント程度の反発は小幅に留まっているといえそうだ。その後、独政権の連立解消とのツイッターが流れて1.1560近辺まで下落も、ドイツ政府が正式なソースでは無いと否定して再び1.16近辺へと買われている。ユーロ円は128円挟む神経質な上下動。一時127.80近辺まで下げたが、足元では128.30台と本日高値水準に上昇。ドイツ消費者物価確報値は速報値と同水準、ドイツ貿易収支の発表もあったが、ユーロ相場は反応薄だった。  ポンド相場はユーロ相場をにらんだ上下動。この日は特段の英国関連の材料はでていない。ポンドドルは朝方に1.3211レベルまで下落したあとは、買戻しが優勢。高値を1.3292レベルまで伸ばした。ポンド円は146円台での振幅が続いたあと147円台乗せへと上昇している。欧州株は全般に軟調に推移しているが、クロス円は円売りが優勢で、円相場にはリスク警戒感は広がっていない。 minkabu PRESS編集部 松木秀明