【ロンドン市場】ドル買い優勢も、方向性定まらない展開続く

 3日のロンドン市場は、ドル買いが優勢になっている。序盤はドル円が106円台乗せ、クロス円も買われて、ドル相場はドル安方向に傾いた。しかし、米債利回りの上昇がドル高圧力となり、ユーロドルやポンドドルは下げに転じている。一方、ドル円は引き続きジリ高の動き。イースター休暇明けの欧州株式市場は売りが先行しているが、下げ幅は次第に縮小している。NY原油先物は時間外取引で63ドル台前半での揉み合いと、前日の下落からの戻りは鈍い。各市場まちまちとなるなかで、ドル相場、円相場ともになかなか方向性が見えてこない。  ドル円はじり高の動きを続けている。東京市場終盤に106円台をつける動き。黒田日銀総裁が「出口戦略について、適切なタイミングで説明すること考えたい」など内部ではいろいろと議論されていることを示唆。ドル円は一時105.76レベルまで下落したが、その後のロンドン市場では買いが継続。106.27レベルに本日の高値を更新している。  ユーロドルは上下動。序盤はユーロ円の上昇とともに買いが先行する。1.2305-10レベルでの揉み合いから一時1.2336レベルまで上昇。その後は、米10年債利回りが2.73%台から2.75%台に上昇する動きとともに1.23台割れから1.2286レベルまで下押し。前日NY市場でのレンジ内での上下動となっている。ユーロ円は130円台半ばから一時130.92レベルまで買われた。しかし、足元では再び130円台半ばへと押し戻されている。この日発表された3月のドイツ製造業PMI確報値が下方改定されたことが重石となった面もあったようだ。  ポンドドルは1.40台での上下動。1.4050-60レベルから一時1.4089レベルまで上昇したが、1.41台には届かず反落。下げに転じると安値を1.4021レベルに広げた。ポンド年は149円ちょうど付近から149.54レベルまで買われたあと、再び149円割れ水準まで反落。上に往って来いとなった。3月の英製造業PMIが予想を上回り、対ユーロで買われる場面があったが、値動きは長続きしていない。  トランプ政権の動向にマーケットは好悪両面で翻弄される展開が続いている。このあとのNY市場では目立った経済統計発表に欠けており、引き続きトランプ大統領の発言などが注目されそうだ。   minkabu PRESS編集部 松木秀明