【ロンドン市場】ドル買い優勢、ドル円113円割れでは買い意欲

 31日のロンドン市場は、ドル買いが優勢になっている。序盤は米債利回りが方向性に欠ける動き。やや低下したあとは前日比マイナス圏での推移が続いた。しかし、欧州株が堅調に取引を開始すると米債利回りも上昇傾向を示しており、ドル買いへとつながっている。カタルーニャ情勢が落ち着きつつあることも影響したもよう。ただ、月末や米国発の材料待ちのムードもあって値幅は限定的。  ドル円は序盤に113円を割り込む場面があった。米10年債利回りが2.35%台に低下する動きに、一時112.96レベルと本日安値を更新。しかし、米債利回りが上昇に転じ、2.38%台乗せとなる動きに取引中盤には113.42レベルに本日高値を更新した。ただ、前日NY市場の下げを消すには至らず、比較的小動き。  ユーロドルは小幅の上下動。序盤に1.1653レベルの高値をつけたあとは1.1625近辺まで反落。狭いレンジでの取引が続いている。ユーロ円はドル円とともにジリ高。131.50近辺から131.90近辺へと水準を上げている。ただ、前日NY序盤の132円台には届かず。  この日は一連のユーロ圏経済指標が発表された。失業率は8.9%と予想以上の低下。GDP速報値は前期比+0.6%、前年比+2.5%といずれも事前予想を0.1%ポイントずつ上回った。一方で、消費者物価速報は、前年比+1.4%と前回の+1.5%から伸びが鈍化。コア指数も+0.9%と前回の+1.1%から低下した。ユーロはやや売りに傾き、物価指標の弱さに反応した格好。  ポンド相場は独自の値動きを示していない。ポンドドルは1.3200-1.3220レベルでの揉み合いに終始。ポンド円はドル円とともに149.40近辺から149.80台までジリ高。  豪ドルはやや上値が重い。豪ドル/ドルは0.7690近辺から0.7660割れ水準へと軟化。豪ドル円は86.80-90レベルで揉み合っており、その他クロス円やドル円と比較すると上値が重い。 みんかぶ「KlugFX」 松木秀明