【ロンドン市場】ドル買い優勢、ドル円113円台前半

 16日のロンドン市場は、ドル円とユーロドル主導でドル買いが優勢。ドル円は、東京市場で日経平均が大幅高となったことで112円台後半から113円近辺へとジリ高の動きを示した。ロンドン市場でも欧州株の反発とともに米債利回りが上昇、10年債は2.34%から2.36%に。ドル円は113.33レベルまで高値を伸ばした。足元では上昇一服となっているが、113円台は維持している。  ユーロドルでもドル円とともにドル買いが優勢。ロンドン朝方につけた1.1801レベルを高値に、その後は売られ続けている。足元では1.1757レベルまで安値を広げた。対ポンドでの売りが優勢になっており、ユーロの上値を押さえている。ユーロ円は133円台前半での小動きのなかで東京午後の上昇分を消している。メルシュECB理事は、さらなるQE延長を見込む市場は誤っている、と述べる一方、プラートECB理事は、ECBは辛抱強く継続性もって政策実施を、としており、まちまちの内容だった。  ポンドドルは神経質に振幅。序盤は売りが先行し、1.3135レベルまで下落。しかし、反転すると1.3200レベルまで高値を伸ばした。ポンド円は148.70近辺に下押しされたあと、149円台乗せから149.46レベルまで上伸。EUは英国との貿易協定で特別扱いはしない、との一部報道で売られたあとは、英小売売上高が予想を上回る結果となり、強弱材料に振り回されている。EU離脱関連では、EUへの支払額を倍増させるとの観測報道もでていたが、これは英首相報道官に否定されていた。  豪ドルは底堅い値動き。欧州株や米株先物が反発しており、リスク警戒感は後退。豪ドル円は85.80近辺から一時86.02レベルに上昇。ユーロ/豪ドルは1.55台前半から一時1.55割れへと軟化。ドル買い圧力が優勢ななかで、豪ドル/ドルは0.7580-0.7600レベルでの揉み合いと底堅い。    みんかぶ「KlugFX」 松木秀明