【ロンドン市場】ドル買いが優勢、ポンドは次期英委員の証言が重石に

 26日のロンドン市場は、総じてンドル買いが優勢。序盤は米債利回りの上昇が手掛かりとなったが、中盤にかけては米債利回りの低下が一服して、ドル買いの勢いも落ち着いた。また、前日まで連日のドル売りの流れとなっていたことで、きょうは調整が入りやすい面もあったようだ。米債利回りが前日比低下に転じても、東京市場よりはドル高の水準を維持している。ポンドにとっては次期英金融政策委員の議会証言がハト派だったことの影響もみられていた。  ドル円は109円台後半での取引。109.60-70レベルでの揉み合いが中心となっているが、そのなかで一時109.80レベルまで高値を伸ばした。米10年債利回りが2.90%手前まで上昇する場面があった。ただ、その後は2.87%台まで低下しており、ドル円の上昇力も一服。  ユーロドルは1.16台後半での取引。東京午後には1.1720レベルの高値をつけたが、その後は上値が重くなった。ロンドン勢は売りで入っており、1.17台割れから一時1.1651レベルまで下押し。欧州株はおおむねプラス圏で推移しているものの、ユーロ円も128円台前半から127.80近辺まで下押しされた。序盤は対ポンドでも軟調だったが、その後は往って来いとなった。ハンソン・エストニア中銀総裁は、貿易戦争のリスクは大きく、恐ろしいもの、と警鐘を鳴らしており、今後のECB政策に影を落とす可能性も。  ポンドドルは1.32台前半での取引。序盤は1.32台後半での揉み合いとユーロドルほど下げなかったが、ハスケル英次期政策委員の議会証言を受けて売りが加速した。ハスケル氏はタカ派で知られるマカファティー委員の後任。直ちに利上げすることには否定的、ブレグジットや貿易戦争に対する懸念も表明しており、ハト派姿勢が目立った。ポンドドルは一時1.3207レベルまで下落。ポンド円も145円台半ばでの揉み合いから一時144.98近辺まで下押しされた。その後の戻りも限定的。ハスケル氏は9月から就任する予定。今後の票割れに影響を与えそうだ。  minkabu PRESS編集部 松木秀明