【ロンドン市場】ドル相場反発も限定的、トランプ発言後のドル安水準維持

 23日のロンドン市場は、ドル相場が反発した。ただ、東京市場でのドル安の動きを消す程度にとどまっており、足元では先週末のドル安水準へと戻している。トランプ米大統領のドル高や金利上昇へのけん制発言を受けたドル安相場を戻すには至らず。ドル円は111円台前半、ユーロドルは1.17台前半などで取引されている。  ドル円は111円台前半での取引。週明けの東京市場では110.75レベルまで下押しされた。トランプ発言によりドル売り圧力に加えて、一部報道で日銀が金融緩和の副作用への対応などで金融緩和の柔軟化を図るとの内容が、本邦長期債利回りの上昇を誘ったことが円買い圧力となっていた。ロンドン市場でも本邦10年債利回りが0.09%を超える場面があった。ただ、為替市場ではドル円はじり高となり、111.10台まで値を戻している。ただ、前週末終値水準には戻しきれず、上値は重い。  ユーロドルは1.17台前半での取引。ロンドン序盤に1.1740近辺まで再び買われたが、上値が重くなり、1.1687レベルまで反落した。ユーロ円も130円割れから129.86レベルまで下押しされた。しかし、売りはここまで。その後は1.17台前半、130円台前半などに買い戻されている。ユーロは対ポンドでは軟調。ユーロポンドは0.89台前半でじり安となっている。今週は水曜日に米欧首脳会談、木曜日にECB理事会の結果発表が予定されている。米欧首脳に歩み寄りの姿勢がみられなければ、リスク回避やECB理事会での慎重姿勢につながりかねない。  ポンドドルは1.31台前半での取引。ロンドン序盤の下押しは20ポイント強と比較的浅かった。ポンド円は145.70近辺でサポートされると146円ちょうど近辺へと下げ渋っている。ユーロポンドの売り圧力がポンド相場の下支えとなっているもよう。ハント英外相は、合意なきブレグジットは経済的に極めて厳しいことに、合意なきブレグジットといったアクシデントの現実的リスクも、と警鐘を鳴らしたが、英国はEUとハードボーダーを回避すること望む、英国はEUとの親密なパートナーシップ、フレンドシップを望んでいる、など交渉継続に積極的な姿勢も示していた。 minkabu PRESS編集部 松木秀明