【ロンドン市場】ドル売り先行も次第に一服、資源国通貨は反落

 28日のロンドン市場は、序盤にドル売りが先行したが次第に一服している。ドル円は東京午後に113円割れ。一部報道で北朝鮮がミサイル発射準備の兆候があるとしたことに反応した。日経平均は127円安で引けた。ロンドン序盤には112.67レベルまで下値を広げた。しかし、その後は下げ渋り。米債利回りの低下が一服しており、一段のドル売りには材料不足となっている。ただ、113円台を回復するには至っていない。  ユーロドルは序盤に1.1947レベルまで上昇。ただ、11月27日高値1.1961レベルには達せず。その後は1.1920台まで反落も、底堅さを維持している。ユーロ円は134.46レベルまで一時下落も、その後は134.70-80レベルに戻す動き。欧州株は軟調に推移しており、積極的にユーロを買う材料には欠けているが、きょうは対資源国通貨での買い戻しが入っている。  ポンドは上下動。ポンドドルは1.3457レベルの高値をつけたあと、1.3430近辺まで反落。ポンド円は141.50近辺から151.90近辺での上下動が続いている。対ユーロでは買いから売りに転じている。  豪ドルなど資源国通貨は軟調。序盤は買いが先行したが、流れは反転しており、売りが優勢になっている。豪ドル円は88円台に一時乗せたが、その後は売り戻しが強まり87.80レベルに本日安値を更新。豪ドル/ドルは0.78台乗せから0.77台後半に押し戻されている。NY原油先物の上昇が一服、欧州株でも石油関連株が反落するなど前日の上昇に調整が入っている。  南アランドは上下動。ロンドン市場序盤にドル/南アランドは一時12.2387レベルまで下落した、年初来安値(ランド高値)をつけた。3月にズマ大統領が財務相を解任したあとのランド売りを年末になってようやく消す格好となっている。最近の貴金属相場の上昇が資源国通貨ランドの支援材料となっている。ただ、取引中盤にはランド買いが一服。ドル/ランドは12.3321レベルまで反発している。南ア裁判所は、29日にズマ大統領の弾劾をめぐる判断を下すとの報道があった。ランド円は昨日に9.2395レベルと年初来高値を記録。きょうは上昇一服となっている。 minkabu PRESS編集部 松木秀明