【ロンドン市場】ドル売り先行も、米雇用統計控えて揉み合いに

 6日のロンドン市場は、ドル売りが先行した。東京午後に米中の関税発動が報じられたが、株式市場は買いで反応。欧州株も小高く取引を開始した。ロンドン序盤にはクロス円の上昇とともにユーロドルなどが買われ、ドル売りが優勢になった。しかし、米雇用統計発表を控えて値動きは続かず。欧州株が下げに転じる動きとなっており、ドル円の上値が重く、クロス円とともにユーロドルなどの上昇も一服している。  ドル円は110円台後半での取引。東京午後に110.79レベルまで買われたあとは、売りに押される。ロンドン序盤には110.50台まで反落。東京市場から上に往って来いとなった。足元では欧州株が序盤の上げを失っており、米株先物も下げに転換。ドル円の上値はやや重くなっている。  ユーロドルは1.17台前半での取引。序盤には1.1690近辺から1.1727レベルまで買われた。ユーロ円も129.30-40レベルから129.75レベルまで上昇。欧州株が堅調にスタートし、米中関税発動の発表で不透明感が一服した面があったようだ。ただ、米雇用統計発表を控えて、週末調整も入り、欧州株の大半の指数が下げに転じている。ユーロドルは1.17台前半、ユーロ円は129円半ばから後半での揉み合いとなっている。5月のドイツ鉱工業生産が予想を上回る伸びを示したが、特段ユーロ単体での買いを誘ってはいなかった。  ポンドドルは1.32台前半での取引。ユーロドルとともに序盤に1.3253レベルまで高値を伸ばした。ポンド円も一時146.62レベルまで上昇。6月ハリファックス住宅価格は前月比+0.3%と予想は上回ったものの、前回の+1.7%からは伸びが大幅に鈍化した。また、EU離脱をめぐってきょうはメイ政権が閣議を開く。来週月曜日の「白書」のとりまとめが行われるが、現状では閣内の対立が厳しいようだ。米雇用統計を控えていることもあって、序盤のポンド買いの動きは一時的にとどまっている。対ユーロでもやや軟調に推移している。  minkabu PRESS編集部 松木秀明