【ロンドン市場】ドル円113円台後半、ドル買い圧力が残る

 21日のロンドン市場は、ドル買いが先行したが、ほどなく値動きは落ち着いた。前日は米債利回りの上昇とともにドル買いの動きが広がっており、きょうもその流れが続いている。  ドル円は113.40近辺での揉み合いを上放れると一時113.64レベルまで上昇、その後の下げは113.40台までと限定的。この日は日銀の黒田総裁が決定会合後の会見を行った。事前にリバーサル・レートに関する発言が報じられていたこともあり、市場にはやや出口を意識するムードもあったもよう。総裁からこれまで通りのYCCに変化はないことが明言されると円売りに反応した面もあったようだ。  ユーロ相場は買いが先行。ユーロドルは1.1890レベルまで買われた。ただ、前日つけた1.19近辺までは届かずに反落している。取引中盤には1.1855レベルに安値を広げている。独10年債利回りは取引序盤に0.43%まで上昇、10月27日以来の高水準となった。ただ、その後は上昇一服となり、ユーロの反落につながったようだ。ユーロ円は134.88レベルまで買われ、2015年10月22日以来の高値水準となった。この日はカタルーニャ州議会選挙が実施されているが、スペイン債利回りは落ち着いており、ドイツ債との利回り格差は特段広がっていない。市場は冷静に結果を見守っている。  ポンドは上値が重い。ロンドン朝方に1.3350レベルまで下落。その後の戻りは1.3387レベルまで。NY序盤にかけては1.3340レベルと前日からの安値を広げている。ポンド円は上に往って来い。151円台半ばを軸に上下動している。話題としては、メイ英首相がグリーン筆頭国務相を更迭した。セクハラ疑惑に加えて、ポルノ画像所持について警察との接触があったことを公表しなかったことが背景。これでメイ政権での辞任や更迭は3人目。 minkabu PRESS編集部 松木秀明