【ロンドン市場】ドル円111円台前半、クロス円も堅調に

 21日のロンドン市場は、円安の動きが優勢。週末の米中通商協議の共同声明で、中国が米国からの財およびサービスの輸入を増大させるとしたことで、ひとまず双方の貿易戦争への矛先は収められた。これを受けて週明けの各国株式市場は堅調に推移している。  ドル円は111円台前半での取引。週明けの東京市場で111円台を回復したあと、ロンドン序盤には一時111.40レベルまで高値を更新した。約4ヶ月ぶりの高値水準。その後の下げは限定的。米10年債利回りが一時3.08%台に上昇するなど再び先週末から水準を上げている。時間外取引の米株先物はダウ平均が一時200ドル超高となった。  ユーロドルは下押し後に下げを消している。ロンドン序盤にはドル買いが先行し、1.1717レベルまで下落。年初来安値水準を更新した。しかし、その後は1.1760近辺までの買戻しが入った。ユーロ円は130円台後半での振幅で、下値は130.50レベルでサポートとされており、高値を130.89レベルに伸ばした。この日はドイツとスイスがキリスト教関連の祝日のため休場となるなかで、欧州株は全般的に堅調。そのなかで引き続きイタリア株は軟調。あすにはイタリアの新首相が指名される見込みと報じられている。  リスク選好ムードで豪ドルも堅調。豪ドル円は83円台後半で高値をジリジリと伸ばしており、一時83.86レベルまで買われた。豪ドル/ドルは序盤に下押しも0.75台は維持されており、高値を0.7534レベルに伸ばした。  一方、ポンド相場は上値が重い。ポンドドルは一時1.34台を割り込み、安値を1.3391レベルに広げた。ポンド円は149円台半ばから一時149.01レベルまで下落。いずれもその後の反発力は弱い。ユーロポンドは0.8740近辺から0.8770近辺まで上昇した。東京時間に発表された5月英ライトムーブ住宅価格では全体で上昇するなかで、ロンドン地区の住宅価格下落が目立っていた。EU離脱の影響が色濃く反映された格好。   minkabu PRESS編集部 松木秀明