【ロンドン市場】ドル円110円台後半、欧州通貨もドル買いに押される

 17日のロンドン市場は、総じてドル買いが優勢。序盤はドル円の上昇が先行し、クロス円の上昇を伴う動き。その後は、ポンドやユーロに対するネガティブな材料に焦点が当てられてポンドドルやユーロドルが再び下押し。クロス円の上昇は一服している。ドル指数は前日比プラス圏を回復しており、全般的にドル買いの動きは継続している。  ドル円はロンドン朝方に110.40レベルを上抜けると110円台後半へと買い進まれた。米10円債利回りが3.12%近辺へと一段と上昇する動きが買いを強めた。110.74レベルと1月23日以来の高値水準をつけた。110円を挟んだ攻防戦から110円台へとしっかり乗せており、さらに200日移動平均線を上抜けている。ドル売りポジションの巻き返しが上昇を加速させたもよう。  ユーロドルは上下動。東京午前に1.1838レベルまで買われたあとは売り圧力が優勢になった。ロンドン市場では1.18台を割り込むと安値を1.1777レベルまで広げた。ユーロ円は130.40近辺から一時130.85レベルまで買われたが、その後は再び130.30台まで反落。方向感に欠ける取引になっている。この日は主要な欧州経済指標発表はなく、イタリア政局をめぐる欧州株動向が注目された。欧州株全体としては小高い動きとなっているが、イタリア株は序盤の反発の動きを消して、再び下げに転じている。五つ星と同盟の連立政権が樹立しそうだが、市場ではポピュリズム的な政策への警戒感が根強いようだ。  ポンドドルも東京市場での上昇を消している。東京午前に1.34台後半から1.3569レベルまで買われた。英テレグラフ紙が、メイ政権がEU離脱後も関税同盟を離れない案をEU側に提示する見込みと報じたことが背景。しかし、その後はロンドン市場にかけて売りに転じた。メイ英首相は関税同盟を離脱すると明言しており、ポンドドルは1.3475レベルまで再び下落。ポンド円は149円台での振幅。序盤に149.84レベルの高値をつけたが、その後は149円手前水準まで反落。ただ、ドル円が堅調な分、東京朝方よりは高値水準を維持している。   minkabu PRESS編集部 松木秀明