【ロンドン市場】ドル円一時106円台前半、中盤には下げ渋る

 15日のロンドン市場は、ドル円が106円台で振幅している。序盤は東京市場からの流れを受けて売りが先行。一時106.18レベルと2016年11月以来、約1年3ケ月ぶりのドル安・円高水準となった。その後は欧州株高や米株先物の上昇を背景にじりじりと106.80近辺へと値を戻している。  クロス円もロンドン市場に入ってからは買いが優勢になっている。ユーロ円は132円台後半から133円台を回復すると133.20台まで上昇。東京朝方につけた133.30レベルに迫ったが、上抜けには至っていない。ポンド円は堅調。149円ちょうど近辺ではサポートされており、149円台後半から一時150.18レベルまで高値を伸ばした。ポンドは対ユーロでも堅調。一方、豪ドル円は84円台後半での小動き。対ユーロでも豪ドルは軟調。東京午前に発表された1月の豪雇用統計で正規雇用が減少しており、全体の雇用増も内容が弱いとの評価がきかれていた。  ドル相場は方向性に欠けた。序盤はドル安の動きが優勢で、ユーロドルは1.2510レベル、ポンドドルは1.4077レベルまで本日の高値を広げた。しかし、その後は上昇の勢いは落ち着いている。ドル指数は引き続き前日比マイナス圏で推移しており、全般的なドル安の流れに変化はみられていない。            ロンドン時間で発表された経済指標はユーロ圏貿易収支だったが、季調前で254億ユーロ黒字、季調済で238億ユーロ黒字と事前予想からの強弱はまちまち。反応しにくい内容だった。  このあとのNY市場では米生産者物価、NY連銀製造業景気指数、米鉱工業生産など一連の経済指標が発表される。米株の反応をにらんで、神経質な相場展開が続きそうだ。      minkabu PRESS編集部 松木秀明