【ロンドン市場】きょうもポンド安が先行、全般にリスク警戒感見られる中で

 6日のロンドン市場は、ポンド売りが先行するなかで、全般的にリスク警戒感が残る展開。東京午前に、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都として認定、と報じられたことが背景。米国と中東諸国との摩擦が懸念されている。  ドル円は東京市場からの売りが継続。ロンドン序盤に111.99レベルまで安値を広げた。その後は、欧州株安には反応せず112.20近辺で小康状態になっている。ただ、米株先物がマイナス圏で推移しており、このあとのNY市場への警戒感は残っている。  ポンドが軟調。市場全般のリスク警戒ムードに加えて、英EU離脱交渉への不透明感が重石になっている。週初の交渉ではアイルランド国境問題がネックとなり、第一段階での合意は得られなかった。その後はポンド売り圧力が継続している。この日も英各紙から報道が相次いだが、北アイルランドやスコットランドが英本土並みの国境の取り扱いを求める一方で、アイルランド側はこれまで通りのEU合意の取り扱いを継続すべきとしている。ポンドドルは1.34台前半から売られ続けており、1.3358レベルまで下値を広げている。ポンド円は150円台半ばから一段と売られて149.76レベルに本日安値を広げた。  ユーロもポンドほどではないものの上値が重い。ユーロドルは1.18台前半の取引が続くなかで、安値を1.1807レベルまで広げた。ユーロ円は序盤に132.42レベルの安値をつけた後は下落一服となっているが、戻りは132.70近辺までと限定的な動き。  このあとのNY市場では再び、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都として認定、との報道が蒸し返されるのかどうかが注目される。時間外取引で米株先物は続落している。まずは米ADP雇用統計の結果をみてからとなる。 minkabu PRESS編集部 松木秀明